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わたしのむしめがね

駆け寄ってみたくなったら、書くときなのでしょう。

御礼、そして木綿とウールをいかにして扱うか悩む朝

裁縫
  • なるほど週刊誌はこうやって生き残るのか

専業主婦、学歴、っていう燃えやすい素材を2つ使って、わざわざ大学名を出してみて、はてなの人たちがよく燃やしているエントリーに特有の文体でタイトルで煽り気味の本文を書いたら本当に炎上するなんて面白すぎるでしょう。

わたしがいちばん書きたかったのは最後の惚気なのだけれどもそこに言及してくれた人、そして言われたことや泣いたことは本当なので同じような経験を語ってくれた人・なんで傷ついてしまうのかというところに言及してくれた人には、特にありがとうございますと言いたい。

本を出そうかなと思っているので、宣伝対象=読者さまが増えたから、よかったんじゃない? て感じだし、そもそもこの燃料で炎上させられない程度の日本語力で本なんか出すべきじゃないやろっていう筆記試験のつもりで書いたので、自信につながった。アフィリンク貼ることに思いがいたらなかったので、ブログで収益上げるのにはぜんぜん向いていないことだよ……

とにもかくにも、すべての言及や拡散に感謝の意を表しつつ、筆を進めることにいたします。これで興ざめせずに見守ってくださる方だけに、宣伝できたらな。今年のおわりに結婚式があって、そのことを書いた上で来年の、冬と呼べる季節のうちには印刷したいけど、むりかなー。修論に追われていた季節にまた原稿に追われるのウケる。

 

  • 面倒がきわまって、着物

日常的に着物を使い始めると、なんだか木綿とかウールのいわゆる普段着をわざわざ畳紙に入れるの、ばかばかしくなってきた。だってそれらの素材、洋服だったら押入れの中に収納しているじゃないですかわたしは、なんならシルクのスカーフですらも。

でもやっぱりなあ。

正絹のものは金額的に怖いからちゃんとしまうとして、木綿もウールも少しは怖い。洋服はよほど高いものでないかぎり、わたし一代で捨てることにあんまり躊躇しないけれど、和服の場合は普段着とはいえ、何世代上から受け継がれているのかわからないし、サイズが合わなければお直しが簡単にできるし、もう何十年も前に手縫いされたものである可能性も高い。わたしは古着屋で買う手縫いの洋服もすごく仕立てが良くて好きだけれど、やっぱり血がつながってる人が縫ったってなると、安易に虫食いとかつくりたくないなあと思う。

普段に和服着ているみなさま、どうやって収納されているのだろう? わたしはもう普段着については、畳むことすら面倒です(きものハンガー大活躍している)。桐箪笥は、嫁入り道具という制度を取り入れなかったので持っていない。これから買うにしても半端なものは買いたくないし、たぶん一棹では足りないし、てなると、お金なくて、まだ大半を実家に置いてしまっている。

呉服業界人のいうこともどこまで信じていいのやら。最近のカジュアル着物界隈の言説は、とにかく自分ルールでやればいいって感じだけれども、でもそれはそれで、そうやって割り切れるもんかね。さすがに「ウールで行けるとしたらコンビニだけ」っていうのは、いやいや呉服屋さんそれ言い過ぎ、と思うけれどもね。

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やっぱりわたしは伝統的な部分も含めて和服を愛しているんだよね。というなら、やっぱり気軽に着るのが一番筋が通るような気がしている今日このごろです。格式云々はもちろん大切だし、TPOは守りたいけれども、それを伝統という言葉であらわす風潮はなんだか変なことだよ。まいにち正絹にお太鼓で暮らせるとか、そういう身分でも職業でもなし。昔の人がふつうに着ていたように、いい意味で雑に扱うほうが、伝統的なのかもしれない。

そう思っているからなのか、単にひねくれているからなのか、「普段から着物なんてすごい」ていう言葉を素直に受け取れないっていうか、なんで、なにがすごいのか、わからないわけだよ。だって和服って、洋服にくらべてめっちゃ着心地よくて楽だもの。ほんで次のステップとして、自分で縫うことにしました。

なぜかうちにある普段着の柄行き、ものすごく面白いものが多くて、好きなんだけれど同じ感じのものが売っていないんだよな。古典柄でもなく、和服の中でのいわゆるモダン柄でもなく、アンティーク柄でもないの。一番近いのはヴィンテージのワンピースかな、そういう色柄の布で作られている普段着が、わたしも好きだし夫も好きっぽいので、生地屋さんを物色しようと思います。ついでに男物も縫って、夫を和服沼に引きずり込む算段でいます。 

買ったのはこれだよ↓

DVD付き いちばんやさしい和裁の基本

DVD付き いちばんやさしい和裁の基本

 

……今頃になって収益を見込んでいる(見込めない)

ちなみに京都ではないところに引越してまず感じたことは、京都はやっぱり着物人口が多かったのだなあということでした。

じゃあ京都ではないところで着物を着るのはどういうことかというと。

まずメリットは、ガチ勢があまりいらっしゃらないので少々着崩れていても笑われる心配がないこと、それからレンタル着物でむちゃくちゃな着付けをされているにもかかわらず嬉しそうな観光客を見て妙に悲しくならなくてすむこと(まじで可哀想な着付けをよく見かけましたので、あまり安価なところでレンタルするのはやめたほうがいいです)。いっぽうデメリットは、着物を着ている人がいなさすぎるので道行く人に振り向かれまくることくらい。

でもまあ便利なんですよ、帯にiPhone挟めるし、軽いものならなんでも袖に入るし、たとえばスーパーに行くときなんかはポケットなしの洋服よりずっと快適で、あと日焼け止め塗る面積も狭くて済むから本当、楽なこときわまりない。

はやく次のお小遣いがほしいな。はやく縫いたい。和裁用の縫い針を揃えるところからスタートです。