ハノイ=奥寺淳
2016年5月24日09時13分
オバマ米大統領は25日、主要7カ国(G7)首脳会議(伊勢志摩サミット)出席のため日本を訪れる。サミット後の27日午後には現職の米大統領として初めて被爆地・広島を訪問し、長崎も含めた原爆投下による「甚大な人類の犠牲」に触れ、核兵器削減の必要性を世界に訴える。日米両政府は、平和記念公園での献花の場に被爆者を招く方向で調整している。
また、日本政府関係者によると、安倍晋三首相もオバマ氏の広島訪問に合わせ、唯一の被爆国として「核なき世界」を共に訴えるメッセージを27日に出す方向となった。
大統領に就任した2009年から意欲を示していた被爆地訪問は、オバマ氏の任期の最後の1年で実現する。現在、ベトナムを訪問中のオバマ氏は25日夜、中部空港に到着し、大統領専用ヘリに乗り換えて伊勢志摩へ。G7首脳と、世界経済の回復に向けた方策、過激派組織によるテロやシリア危機に端を発した難民危機への対応、中国が軍事拠点化を進める南シナ海情勢などについて話し合う。
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