嶋田圭一郎
2016年5月24日08時22分
河村たかし名古屋市長の市政運営に対し、退任する市幹部の、批判ともとれる発言が相次いでいる。3人制の副市長は、「市長の解任劇」(市議)で24日から1人になり、市政運営は厳しい局面を迎えている。
23日の市幹部会。任期を1年残して同日で解職された岩城正光副市長は、市長を前に、あいさつに立った。「行政は人材の砦(とりで)。機械ではない。人材育成あってこそ市民サービスは実現できる」とし、旧日本海軍連合艦隊司令長官、山本五十六の言葉を引用した。
「やってみせ、言って聞かせて、させてみて、ほめてやらねば、人は動かじ」
「話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず」
「やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず」
岩城氏は「組織運営の基本だ」と締め、人材の育成に気を配るよう求めた。河村市長は時折、目を閉じ、渋い表情を見せた。
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