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 独化学大手バイエルは23日、大手種子メーカーの米モンサントに対し、約620億ドル(約6兆8200億円)で買収することを提案したと発表した。バイエルは農薬分野で世界2位で、買収が実現すれば、巨大な農業関連企業が誕生することになる。

 モンサントは遺伝子組み換え作物の分野に強く、バイエルは発表文で、買収によって「世界の農業分野のリーダーが生まれる」と強調した。農薬分野では、最大手のシンジェンタ(スイス)を中国の化学大手、中国化工集団が2月に約430億ドル(約4兆7300億円)で買収すると発表するなど、再編の動きが続いている。(ロンドン=寺西和男)

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