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留学生死亡 懲役８年の判決
去年５月、兵庫県西宮市で韓国人留学生の女性に暴行を加え死亡させたとして、傷害致死の罪に問われた韓国人の男に対し、神戸地方裁判所は「落ち度のない女性に一方的な暴行を振るった」などとして懲役８年を言い渡しました。
韓国人で無職のキム・ヒョンジェ被告（３１）は去年５月、西宮市松生町のアパートで、韓国からの留学生で同居していたチョ・ウナさん（当時２３）の腹や胸を殴るなどの暴行を加え死亡させたとして、傷害致死の罪に問われています。
これまでの裁判員裁判で検察が懲役１０年を求刑したのに対し、弁護士は「アパートに居合わせた別の同居人は『被告は暴行をふるっていない』と断言している」などとして無罪を主張していました。
２３日の判決で、神戸地方裁判所の平島正道裁判長は「同居人の証言は内容が変わったり、被告をかばう姿勢が見られたりしていて、一部しか信用することができない。
また弁護士が主張するように自宅に別の人物が侵入し激しい暴行をふるったとしたら被告らが全く気づかないというのはありえない」と指摘しました。
その上で、「落ち度のない女性に一方的な暴行を振るっており傷害致死事件の中では責任が重い部類といえる」として懲役８年を言い渡しました。
05月23日 19時04分