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 国連の世界人道サミットの開催に神経をとがらせているのが、ロシアだ。開催直前になって米ニューヨークにある各国の国連代表部に声明文を配布。サミットの運営を批判し、いかなる誓約文書にも「署名したいと思っていない」と牽制(けんせい)した。

 声明文はサミットの約2週間前に出された。サミットの成果物になる誓約文書のたたき台について「加盟国の個々の立場を反映させる余地がなく、加盟国間で広く合意されていない」「広範囲に及ぶ加盟国への義務規定が含まれている」と反発している。

 これに対し、国連のデュジャリック報道官は「国連は多くの時間を掛けて加盟国と議論し、準備を進めてきた。ロシア以外からはそのような手紙(不満)は届いていない」と不快感を示している。

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