イラン次官 安倍首相の訪問実現で経済関係強化

イラン次官 安倍首相の訪問実現で経済関係強化
イランのアラグチ外務次官が19日、都内で記者会見を行い、安倍総理大臣のイラン訪問が実現すれば、石油や天然ガスなどの産業分野で日本との経済協力の関係が一層深まるという考えを示しました。
伊勢志摩サミットに関連するシンポジウムに出席するため日本を訪れているイランのアラグチ外務次官が19日、都内で記者会見を行いました。
この中で、アラグチ外務次官は、核開発に関連する経済制裁が解除されたあと、ヨーロッパやアジアの各国が、世界屈指の資源国のイランと関係強化を図る動きが活発になっていると指摘しました。
そのうえで、「日本にはイランの石油と天然ガスの産業分野への投資のほか、イラン国内での高速鉄道網の整備や原子力発電所の建設などでも役割を期待している」と述べ、日本との関係強化に期待を示しました。
そして、アラグチ外務次官は、「年内には安倍総理大臣がイランを訪れることで日本と合意した。
実現すれば日本の総理大臣として38年ぶりのことであり、2国間の歴史にとって大きな転換点だ」と述べ、訪問が実現すれば、石油や天然ガスなどの産業分野で日本との経済協力の関係が一層深まるという考えを示しました。