フィンランド経済相 「英のEU離脱は経済打撃に」
EU=ヨーロッパ連合に加盟するフィンランドのレーン経済相が、NHKのインタビューに応じ、「イギリスのEU離脱はフィンランド経済にとってもヨーロッパ経済全体にとっても大きな打撃となる」と述べ、EU離脱は望ましくないという認識を示しました。
日本を訪れているフィンランドのレーン経済相は、18日、東京都内でNHKのインタビューに応じ、イギリスで来月、EUからの離脱の賛否を問う国民投票が行われることについて「イギリスがEUを離脱すればモノやサービス、人の自由な移動などが認められているヨーロッパの単一市場からも離脱することになり、フィンランド経済だけでなくヨーロッパ経済全体にとっても大きな打撃となる」と述べ、イギリスのEU離脱は望ましくないという認識を示しました。
そのうえで、「EU残留を訴えているイギリスのキャメロン首相が、有権者を動員し残留を決めることを期待している」と述べました。
また、景気の低迷が続いているフィンランド経済について、その大きな要因の1つは隣国ロシアの経済停滞だと指摘し、「ロシアに対する経済制裁を緩和する条件はまだ整っていないが、制裁が関係していない分野では協力関係を継続していきたい」と述べ、今後もロシアとの経済関係を重視したい考えを強調しました。
そのうえで、「EU残留を訴えているイギリスのキャメロン首相が、有権者を動員し残留を決めることを期待している」と述べました。
また、景気の低迷が続いているフィンランド経済について、その大きな要因の1つは隣国ロシアの経済停滞だと指摘し、「ロシアに対する経済制裁を緩和する条件はまだ整っていないが、制裁が関係していない分野では協力関係を継続していきたい」と述べ、今後もロシアとの経済関係を重視したい考えを強調しました。