ロシア副首相 協力プラン着実に実行を

ロシア副首相 協力プラン着実に実行を
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ロシアのプーチン大統領の側近、トルトネフ副首相が、NHKのインタビューに対し「経済協力を通して信頼の基礎ができる」と述べ、さきの日ロ首脳会談で日本が提示した8項目の協力プランを着実に実行することが両国関係を前進させるうえで重要だという認識を示しました。
プーチン大統領の側近で、ロシア極東地域の全権代表を務めるトルトネフ副首相は、17日東京都内でNHKのインタビューに答えました。
この中でトルトネフ副首相は、今月6日に行われた日ロ首脳会談で日本が提示した8項目の協力プランについて「すべてのプロジェクトの実現に向けて両政府が民間企業などを支援していくことを確認した。経済協力を通して相互関係が深まり、信頼の基礎ができる」と述べ、協力プランを着実に実行することが両国関係を前進させるうえで重要だという認識を示しました。
経済協力を前面に掲げるロシアに対して日本は、経済協力の協議と並行して、北方領土問題を含む平和条約交渉の加速化につなげたい考えです。
こうした日本の姿勢に対してトルトネフ副首相は、「ウラジオストクで首脳会談が行われれば、プーチン大統領の訪日に向けた環境がさらに整うことになる」と述べ、ことし9月に経済フォーラムが開かれるウラジオストクで首脳会談が行われれば日本が求めるプーチン大統領の訪日に向けて大きく前進するという見通しを示しました。