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2014/01/25
非の打ちどころのないクールな情感 (BMW F30-320iを試乗して)


 ※ちょっとした事情により一時的に再アップしております。
  

 「非の打ちどころがない」


 今回試乗したF30-320iに関する僕の強い印象はその言葉に集約されます。



 F30-320iに関しては、確認しようと思っていた全ての項目において、先々代のE46はもちろんのこと、先代のE90を上回る水準にあると感じられました。

 E90では、新しく採用された「ランフラットタイヤ」と「電動パワステ」がドライビングフィールに与えるネガティブな影響がなんとも強かったように思うのですが、このF30では完璧といって良いほど、先代で感じられた「違和感」あるいは「不自然な感じ」は払拭されたものとなっています。

 試乗したクルマは2012年9月登録で走行6000キロの中古車でしたが、新車の試乗車よりもこのように慣らしを終えたくらいのクルマの方がそのクルマの真価は実感できるようにも思われ、ちょうど新車時の硬い感じが取れたような状態だったことも好印象につながったように思いました。

 (この日はそもそもはBMW認定中古車店に120iカブリオレと335iカブリオレの試乗に行ったのですが、両車とも車検切れだったため、「では何かに乗っておこう」ということで、「そういえば乗ったことのないF30-320i・・・」となった次第でした。)

 F30の電動パワステフィーリングは先代のような「妙な重さ」はなく、適度なフィーリングとなっており、黒ジー号(E89Z4-23i)よりもナチュラルというか、キメの細やかな感触だと思いました。ただ、BMW車を好むような人の中では、僕はどちらかというと「ラグジュアリーな走り味」を好むドライバーなので、人によっては、F30のハンドルフィーリングを「軽い」と感じる人も多いかもしれません。それでも、E89Z4-20iで感じたような「BMWのロードスターに似合わない妙な軽さ」や、マツダアクセラで感じたような「ご婦人を意識したあまりの軽さ」はなく、「適度なしっとり感を持った」好ましいものでした。

 先代の3シリや1シリでの「不自然」ともいえるような電動パワステの味付けからするならば、現在のBMWはパワステフィーリングについて自家薬篭中のものにしつつあるようにすら感じました。

 一番に驚かされたのは、足回りで、ランフラットの「重い感じ」や「硬い感じ」は微塵も感じさせず、さらには路面の段差を上品に吸収しつつ、BMW車らしい「確かな感触」で前方の道路を滑らかに走破していきます。タイヤの銘柄を確認したところ、ポテンザのS001を履いていました。僕の黒ジー号はRE050から同銘柄のS001に履き替えたところ、静粛性が増し、走りにおける良い意味での「穏やかさ」がもたらされたものでしたが、F30はこの最新型のランフラットタイヤを見事に履きこなしているようでした。



 静粛性が極めて高まっていることも印象的で、僕の青クー号(E46-318Ci)のように4気筒エンジンが少々騒がしく車内に聞こえてくることもまったくなく、先代と比べても明らかに静かで品の良いクルマに進化しております。エンジンはBMWらしく気持ち良くスムーズに回転し、広い範囲にわたり過給がされているようであり、過給がどこで始まりどこで終わるのかなどはまずわからない感じでした。このクルマに対し、何も予備知識がないのであれば、このクルマをターボ車とは全く気付くことはないようにも思われます。高回転まで回さなくても、低回転域からでもきちんとクルマを加速させることが出来ますし、アクセルを大きく踏み込んでキックダウンさせるなら(わずかに頭打ち感はあるものの)高回転まで気持ち良く回ります。広い回転域にわたり全く不足感を感じさせることなくパワーをきっちり出しながら、静かに、でもきちんと輪郭を持ったエンジンビートを刻みながら回る優れたエンジンフィーリングとなっています。F20の120iやZ4-20iはこのクルマと同じエンジンですが、あえてやんちゃな味付けにしたZ4はともかくとして、F20と比べても明らかにF30のこのエンジンの方がより上品なテイストにしつけられているように感じました。

 運転していて体感として感じられるボディ剛性については、BMWの汎用セダンらしく「ガチガチ感」ではない「穏やかなしっかり感」があり、前述の「精緻になったハンドルフィーリング」、「しっかりとしていて、かつしっとりとした足回り」、「優れたエンジン性能」の相乗効果により、先代で感じられたような「ボディが重々しい感じ」も全く受けませんでした。

 僕は昨年の2月にみんともさんのALPINA D3を試乗させていただき、(ディーゼルエンジンの騒々しさはさておき)そのハンドリングを含めた走行感覚に度肝を抜かれたものでしたが、今回F30-320i Luxuryを試乗して、「もはやアルピナでなくともこれで十分なのではないか」とも思いましたし、巷間でしばしば言われる「もはや6気筒でなくても・・・」ということについてもなるほどそうかもしれないと唸らされたものでした。

 営業マンと話した際に、彼は次のようなエピソードを語っていました。

 「F30の328iを購入されたお客様がいて、そのお客様はF30になって、BMWらしさが失われたのではないかと不安だったそうですが、しばらく328iをいろいろなシチュエーションでお乗りになってみて、そのようなことは全く杞憂で、BMWらしさは全く失われていないことがわかりました、と嬉しそうに言っていました」

 まさにその通りで、「運転している気持ち良さを実感できる」のがBMW車の特質だと僕は思うのですが、そのようなBMWのFR車ならではの感覚が、先代から見事に昇華された形で体現されているのがこのF30 320iなのだろう、と短い試乗時間ながら強く感じいったものでした。おそらく、このクルマを、高速道路、あるいは伊豆箱根の山道に持ち込めば、そのような印象は確信に変わるような気もしています。




 さて、この日はそもそもは4座オープンの試乗目的だったので、BMW認定中古車店を出た後、比較的自宅の近場にある「4座オープンカー専門店」に足を運びました。


 黒ジー号@オープンカー(&ジャガーDouble-6)専門店

 この店の存在は以前から知っていたものの、「危ない系の外車店かも?」という不安もあり様子見も兼ねて立ち寄ったのですが、ご家族で経営している極めてアットホームな素晴らしいお店でした。

 「これを買ったら僕は連れ合いに間違いなく殺されます!」と言いながら、青い330iカブリオレを試乗させていただき、更には。厚かましくも「ベンツのオープンってどんな感じですかねぇ?・・・」と言いながら、CLKカブリオレも試乗させていただきました。

 330iカブは青クー号(E46-318Ci)と同じボディで、操作系も全く同じなので、違和感なく乗りこなすことが出来ました。最新型のF30の乗り味とは全く異なる旧世代のクルマではありますが、やっぱりBMWの直6エンジン搭載のオープンカーは気持ちの良いものでした。


 BMW E46 330iカブリオレ

 CLKカブは3.2リッターV6エンジン、5ATのFR4座幌オープン、かたやE46-330iカブリオレは3.0リッター直6エンジン、5ATのFR4座幌オープン、とサイズも含めて、試乗した2車は極めて似たようなオープンカーでしたが、乗った感触というか、運転してみたフィーリングは全くの別物でした

 この2つのカブリオレ車を続けざまに試乗して、自分にとって実に印象的だったことは、良く言われるような「走りのBMW」vs「エレガントなベンツ」ということを、この2車が鮮やかな対比でもって体現していたということでした。

 開いた屋根から広がる風景はどことなく似ていて、オープンカーの爽快感は共通したものなのですが、ドライビングフィールが全く違いました。

 かたや「直6サウンドがけたたましく鳴り響き、ハンドリングも足回りも硬質な荒っぽい走り味」で、かたや「V6サウンドが穏やかに優しく耳に入ってきて、ハンドリングも足回りも柔く上品な乗り味」というものでした。「どちらが好きか?」については、これはもう人によりはっきり分かれると思いますし、今の僕はBMW車のようなクルマを運転するのが好きなんだということも明確に認識させられたものでした。

 そして、E46-3カブを試乗した直後であるからこそ、全く異なる思想で作られたカブリオであるベンツCLKのカブから、「ベンツの哲学」あるいは「ベンツの流儀」のようなものを実に浮き彫りにされた形で体感することができたものでした。


 ベンツCLKカブリオレ


 話は戻りますが、F30-320iは、繰り返し述べたように、「非の打ちどころのない、まさに正真正銘のDセグメントの高級セダン」でした。このクルマを購入されたオーナーは、BMWらしい「駆け抜ける歓び」を得られるのはもちろんのこと、同乗した家族・親戚、あるいは知人・友人からも「さすがBMW!」と称賛を受けることは間違いありません。購入したことについて、長い保有期間にわたり全く後悔することのないだろう、「紛う方なき最新最良のBMW3シリーズ」と断言できると思います。

 BMW認定中古車店を出た後で黒ジー号に乗り、4座オープンカー専門店でE46の3カブに乗り、帰宅してから何かを確認するかのように、青クー号を運転しました。

 F30の直後に運転した、黒ジー号(E89-Z4-23i)、E46-330iカブ、青クー号(E46-318Ci)の3車に共通して感じたのは、エンジン、ハンドル、足回り、ボディ、といったそれら構成要素によりもたらされるトータルの印象が極めて「武骨である」」ということでした。「武骨」といえば、聞こえが良いかもしれませんが、要は、いずれのクルマも、F30-320iに比べたら、「騒々しく」かつまた乗り味も「大雑把」というか「雑な感じ」であり、これらのクルマはいずれも明らかに旧い世代のBMW車に属するクルマなのだと思います。

 F30は、「BMWらしい重厚感」も「FR車らしい一体感」のいずれも全く失われることなく、最新技術を駆使しながら先代から見事に昇華する形でもって作り込まれたクルマのように思われます。

 しかしながら、認定中古車店を後にして、ファミレスでランチを取って、店を出る頃には、もう先程乗ったばかりの320iの特徴は薄れていて、ただ「非の打ちどころのないクルマだったなぁ」ということばかりが思い出されたものでした。

 そして、今日帰宅した後に僕の中で輪郭を持った形で強く印象に残っていたのは、どちらかというと、10年落ちの3カブとCLKカブのフィーリングでした。

 ベンツのことを僕は良くはわかりませんが、BMWは「非の打ちどころのない」クルマを世に送りだすことに成功した一方で、「非」であったはずの「雑な感じ」、それがもし仮に「武骨さ」から生み出されるものであるならば、現在のBMWはそのような「武骨な情感」を失ってしまっているようにも感じました。

 昔からのBMW愛好家の方が黒ジー号の直6エンジン、つまり最後のNA直6エンジンである「N52B25A」について、「軽薄に回るだけ」のようにやや否定的に評していることが僕はなんだか良くわからず、それを知るがために、N52以前の直6搭載車を(中古車店試乗やオフ会試乗などを通じ)意図的にいくつか体験したものでした。

 僕からするなら、それらの直6はN52と比べると「重々しく回る」と感じられたもので、批判的な方のいうN52エンジンの印象なんてものは、「単なる懐古主義ではないか」と反発していましたし、E30カブなどは「デザインはレトロでカッコよいが、走りは全くもって旧いだけのクルマ」と感じたりもしたものでした。

 しかしながら、「武骨である」ということが、以前のBMWのクルマ造りにおける「哲学」なり「流儀」の現出であると仮定するのであるならば、「最後のNA直6エンジンが失ったもの」について、昔ながらのBMWオーナーさん達が抱く感慨に、わずかながらですが初めて合点がいったような気にもなりました。

 そういった文脈からするのであれば、僕もすでに「懐古主義」に陥って悦に浸っているだけのBMWオーナーなのかもしれません。


 F30-320iを試乗した帰り道、黒ジー号をオープンにし、シフトをマニュアルモードにしてローギアーからアクセルを踏み込み、このBMW製NA直6エンジンの「軽快な」回転の高まりを感じながら、いつもと全く変わらない己の胸の昂ぶりを僕は再確認したものでした。

 今日のF30-320iの試乗からは僕はそのような「原始的な感動」を受けることはありませんでした。

 F30はむしろ「欠点を感じさせない現代的なクールな情感」を帯びた最新鋭のクルマのように思いますし、そのような情感こそがBMWが企図する「現代における駆け抜ける歓び」、つまりは「BMWの新しい流儀」なのかもしれません。

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Posted at 2016/05/23 23:43:14

   
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Comments
2014/01/25 22:55:08
私がお気に入りのE90から乗り替えた理由がお分かりいただけたでしょう(笑)
まずまず好印象だったようで何よりです(^^)
F30、もちろんエンジンも良いですが、私の一番のお気に入りはやはり脚周りですね〜
暖かくなったらMスポの出来をお山で体感下さい♪
Replies to Comments
2014/01/25 23:39:49
コメントありがとうございます(^^)

F30は素晴らしいクルマでした!
やはりMさんが見込んだだけのことはあります(^^)

おっしゃる通り足回りは特に良かったです。

4カブ、2カブはさほど興味がなかったのですが、発売された試乗くらいはしてみたくなりました(^^)
2014/01/25 23:18:45
結局その車にハマるというのはオリジナリティやクセであって良い車や洗練していくにしたがって優等生になり最新のドイツ御三家や他のメーカーも技術の進化により似通ってきたように思います! まだ住み分けは出来てると思いますが前にさかのぼればさかのぼるほどそのメーカーの味が濃いのでしょうね!


Replies to Comments
2014/01/25 23:39:20
コメントありがとうございます(^^)

ブログを書くためにベンツの現行Cクラスの試乗もしようと思ったのですが、なんとなく結論が見えているような気がしてやめました。
おそらく「非の打ちどころのないベンツの最新Dセグセダン」になっているのだと思います。

まさにおっしゃる通りのごとくに僕も思っているのですが、直6エンジンについては他社が容易には追随できなかった(orしなかった)という強みがBMWにはあって、それにより他社との「差別化」の要素が強まっていたように思っています。

なお、改めて言うまでもないことなのですが(笑)、僕が「ハマる」のは、何はさておき「屋根が開く」ということなのですよねぇ(^^;)
2014/01/26 00:30:40
すいません。
わたしはBMWの現行車にはいまいち馴染めないのです。
下りのワインディングを駆け降りるときの安心感は?
コーナーでのロールも大きすぎ?
エンジン・・・これならばBMWではなくともメルセデスやVW、アウディ等も選択肢に入ってきます。
結局、自分で足回りを模索しなくてはならなくなりそうです。
総体的に現代のドイツ車は乗りやすく快適志向にシフトしている
というか世界でクルマのトレンドがそのような方向にシフトしているようにおもいます。
無骨なドライブフィールはわたし的には運転している感満載のようにおもえるのです。
BMWではコードFのクルマたちは洗練された走行感覚と上質感の新世代クルマたちのようです。
そしてRFTはいまだコーナー時の違和感と荒れた路面でのサイド壁の堅さに???です。
新しい流儀にちょっとついていけてないわたしは次はBMWではなくてもいいのかもしれません。
そんな感情をもってBMWには付き合ってます。
Replies to Comments
2014/01/26 07:54:41
コメントありがとうございます(^^)

僕は峠も含めてそんなに飛ばすタイプでもないので、最新の3シリは良かった、というか、FR車の王道的なところを突き進んでいる気がして、マツダアテンザとか、あまり乗ったことがありませんがアウディとかのFF車と乗り比べた場合はやはり3シリに好感を持つと思います。ベンツのCLAの外観は凄いなぁと思いますが、試乗する気はおきませんしね。

冒頭で「すいません」となんで謝るのかなとも思いましたが、エルヴさんは愛車のE90の方がF30より良いと思っているのか、あるいはアルピナロードスターとの比較で言っているのかで、ちょっと返答が違ってくるかなぁとも思いました。

まぁいずれにせよ、おっしゃる通り、BMWがずいぶんと変わってしまっていて、それをどう受け止めるのか、自分はクルマについてどう考えるのか、というのが今回の記事のテーマであったりもします。デザインの好みはわかれますが、レクサスの新型ISなどはずいぶんと3シリに迫っているという話も聞き、3シリが「洗練」に振っていくと、おそらく両車の違いはどんどんと小さくなって、BMWをわざわざ買うのか、などは小生も思ったりしています。

となると、やっぱり(もはや新型ではないけれども)IS-Cかなぁ(笑)
2014/01/26 01:08:26
F31-320i乗りとしては、嬉しくなる、そして、「そうだよね!」と膝を打つ素晴らしい記事でした。
特に、『最後のNA直6エンジンが失ったものについて、昔ながらのBMWオーナーさん達が抱く感慨に、わずかながらですが初めて合点がいったような気にもなりました。』の件は、超納得です。

モデルチェンジするたびに、ニューモデルが乗りやすくなる半面、どこか薄味になったと感じてしまうのは、クルマ好きの性なのでしょうか。

私自身も、E85-Z4(M54エンジン)を愛する気持ちが「回顧主義」なのかどうか、特にもう一台の愛車としてE91-325i(N52エンジン)を所有していた時期は、どちらが良いエンジンなのか考えたことがありました。
それが、E91からF31に乗り替えたことで、最新型のBMWのクールな乗り味と、若干クラシックになりつつある11年落ちの直6オープンカーの味わいを、両方素直に楽しめるようになりました。
F31とE85が二世代離れていることもあるし、エンジンが直4ターボと直6で全然違うこと、実用と趣味の棲み分けが完全に出来たことなど、要因は色々あるのかなと思います。

そんなわけで、二大持ちの組み合わせって奥が深いですね。
BMW好きのくせして変なことを言いますが、赤カブ望さんがE89と組み合わせる4座オープンは、別メーカーの方が良いような気がします^^;
Replies to Comments
2014/01/26 10:17:28
コメントありがとうございます!

M54とN52エンジンの話題については、↓の方への返答をご覧下さい(笑)。

昨年2月の自分の直6記事(再アップ)をあらためて読み返してみました。その後も330カブだけで昨日を含めて2回試乗しているのですが、印象はあまり変わらずに、自分は「軽快な」N52エンジンを黒ジー号で体感し楽しむことが気に入っていますし、M54エンジンは回り方が「よりシルキー」かどうかは僕には良くわかりませんが、回転の精緻さよりも素材の異なるシリンダーブロックからの響きの違いによるところが大きいようにも思いますし、油圧パワステとかも含めた操作系あるいは(現在の最新の軽量な高張力鋼板ではなく、重くて丈夫な鋼材が使われていたような)ボディの感触からも「クルマとしての重厚感」は強いもので、そのようなBMWを愛用してきた方が、もし黒ジー号に乗ると、やっぱり「なんだ?この軽薄感は!」とお感じになるのはある程度やむを得ないようにも思います。

ただ、4気筒と6気筒の話は少々次元が異なっているような気がして、6気筒は過給機付あるいはハイブリッド機構付の特殊な車種に上位移行してしまっているので、E90の320と325のように同じラインナップでの異なる搭載エンジンの比較に惑わされなくなった分、F30はわかりやすくなったような気がします。(エンジンの出力の出し方で値段をずいぶんと変えているBMW商法については、僕は極めて否定的ですし、そういうことでは明らかにつまらないメーカーになりつつあるようにも思っています。)

4座オープンの第一候補は既にブログに書いたように、レクサスのIS-Cです。極めて皮肉なことなのですが、今回のF30の試乗を通じてそのような思いは更に強くなりました。

boughさんの「両方素直に楽しめるように思いました」というのは、F30のガソリン車を試乗してみてより深く共感できるようになったように思います。なお、3シリで一番の売れ筋らしい320dのことを話すと更に議論が錯綜するのでやめておきます(苦笑)。
2014/01/26 01:40:30
失礼致します。
私もF世代には馴染めない1人です。

↑の方も仰る通り、シルキー6を失ってしまった今、なにもBMWでなくてもいいように思えてなりません。
前後重量配分50:50のFRと、今まで培ってきた「タッチ」を出すノウハウがあるので4発でも駆け抜ける歓びは他メーカーよりもまだ感じられるでしょうが、あまりにも薄味な無国籍車になってしまった感があります。

武骨とのことですが、確かにE46のドアは狭い所では降りるのが億劫になるほど重いですね。でもそれがドイツ車の好きなところでもありました。
F30はE90以上に奥様方が運転し易いクルマになってますね。
また、E46のM54エンジンは本来E90のN52エンジンよりシルキーなハズです。
ご存知だとは思いますが、エンジンは型式と個体(慣らし方や普段の運転の仕方)、ステアリングフィールは年式によってかなり変わります。試乗された330カブは荒い個体だったのかもしれませんね。

機会があれば2000年式あたりのM54エンジンが搭載されたノーマルのE46,E39、もしくはALPINAあたりを試乗された赤カブ望さんのレポも読んでみたいです。
きっとまた違う印象を持たれるかもしれませんね。

なんだか生意気言ってスミマセンです。(^^;;
失礼しましたあせあせ(飛び散る汗)あせあせ(飛び散る汗)
Replies to Comments
2014/01/26 08:32:52
コメントありがとうございます(^^)

「生意気」だなんて全く思いません。
誠実で正直なコメントを頂き大変嬉しく思います。

「E46のM54エンジンは本来E90のN52エンジンよりシルキーなはずです」についてですが、これは良くそうおっしゃる方がいて、これまでに僕は330カブを3台、85-Z4の3.0を3回、(あとMロードスターも大くくりでは同じ形式でしたっけ?)、そのように「名機」あるいは「真のシルキー6」と言われるM54搭載車を何度か経験してみましたが、2013.2.17.のブログ(既にお読みのようですが再アップしました)のテーマにした時から印象はそんなに変わっていません。このテーマは「シルキーとは何か?」に対する意識や想い入れがずれてしまうと、議論が噛み合わなくなってしまうように思っています。僕はM54の直6もN52の直6も大好きですが、M54を乗った後には、黒ジー号のN52の軽く吹け上がるフィーリング、それは単なるエンジン単体だけのことではなく、クルマ全体とエンジンとの関係も含めて、黒ジー号の軽快なエンジンフィーリングの方が好きだなぁと思うものです。運転スタイルとかクルマの形式とか、最後は好みの問題かと思います。

僕の今回のブログは色々な読み方が出来る様な書き方をあえてしているところがあって、「あまりにも薄味な無国籍車になってしまった感があります」というのは、ファミレスでランチ食べたらもう印象が薄れてしまった、というあたりで言わんとしたところであります。でも、一方で、M54とN52の比較議論とやや似た感じを受けますし、「おじいさんとランプ」の小説ではありませんが、旧いものの価値観に重きを置くばかりに新しいクルマやメカを色眼鏡で見るのでなく、新しいクルマやどんなブランドのクルマにも(それがリスペクトするに値すると自分が思うなら)リスペクトを持ってきちんと誠実に向き合って、「良いものは良い」、「でも失われたものは何であるのか?」、について考える方が、自分のカーライフ、クルマを運転するにあたって大切にしているものは何であるのか、がよりきちんとわかって良いように思っています。

そういうことで、F30は実に素晴らしく称賛に値するクルマだと僕は大いに感銘を受けましたが、一方で、「感動した」とか「気に入った」とかいう自らの心象に関する表現は控えて文章を書いたりしたものでした。F30についてエンジンの話題を柱にして直6も含めて書くと、ニュアンスがずいぶんと変わってきてしまうので、青クー号も含めて、「旧世代の武骨さ」というキーワードを使って書いたりもした次第です(^^;)
2014/01/26 01:59:10
こんばんは。
いくら好きといえども、赤カブさんの毎回の詳細且つ深い考察に、頭が下がる思いで読ませていただきました。
それこそポルシェのコピーではありませんが、「最新のものが最良」というのは、BMWにも相通じるものがあるのですね!?

ただガサツでありながらも、旧車に捨てがたい魅力を感じるという行には、赤カブさんの人に対する優しさと同様だと思いました。
温故知新を人・車ともに頑なまでに実践されている姿勢に、自分には中々出来ないからこそ、とても好感が持てました。
Replies to Comments
2014/01/26 08:56:15
コメントありがとうございます(^^)

駄文を重ねるのが好きだというのがあるのですが、仕事も含めあまり文章を書かなくなったなぁということもあり、文章の練習も兼ねて、拙いインプレをつらつら書かせていただていたりするものです。

お値段激安というだけの動機なのかもしれませんが、プログレ乗ったり、E46とかちょっと旧いクルマを所有し、乗ることによって、新しいクルマに対する自分の見方も深まっているように思います。

クルマはともかく旧い付き合いの人に対して優しくできているのかどうかははなはだ疑問なのですが、好みと違ったクルマに対しても人に対しても「誠実に」向き合いたいとは思っています(^^;)
2014/01/26 10:06:31
サイドウォール強化による重量増で、当初は
敬遠されがちだったRFTタイヤも、昨今の技術
革新によりかなり改善された模様です。

バネ下重量の増加は直接乗り心地や走行性能
に直結するだけに、いまだ非RFT派の方は多く
見受けられますが・・・・。

サスのスムースなストロークやしなやかさを一段と
進化させる事により、ユーザーの不満やデメリット
を解消する企業努力を、BMWは怠っていないと
言えるのでしょう。以前はガチガチだったMスポ
の足回りでさえ、街乗りで快適さを覚えます。
Replies to Comments
2014/01/26 17:04:02
コメントありがとうございます(^^)/

ランフラットタイヤについては厳しいご意見が多いように思いますし、1カブ、Z4とRFTタイヤ採用車を乗ってみると、やっぱり少し重いというか、硬い感じは拭えないように経験したものですが、この320ははっきりとわかる進化でした。

電動パワステについても同様のことを思いますが、おっしゃる通りBMWの製品の品質向上に向けた努力が感じられるものですね。

今回の試乗では、Luxuryという平凡な車種の平凡なホイール&タイヤというのも乗り心地ということでは良かったのかもしれません。モディとして大径ホイールに履き替えたりする人も多いようですが、ばね下重量の増加は大丈夫なんだろうかなぁ、とか、バランスが崩れて走り味が変わってしまうのではないか、ということで、非RFT化も含め、足回りについては小生はロドスタの頃からノーマル主義です(^^;)

Mモデルはそこらへんはきっと抜かりが無いのでしょうね。
2014/01/26 10:06:49
おはよう御座います。

現行の3シリーズについてのレポート 大変参考になりました!!

E90の前期モデルのパワステは確かに重たかったですね、直噴化された後期モデルのパワステは大分扱いやすくなってました(^_^)v

車を選ぶ時、自分は何を求めているのか! 基本的な考えは変わりませんが、時代と共に少しずつ変化している感じがします。

自分が少しでも変化しないと次なるBMWが探せない状況だったとも言えます。

私がはじめて乗ったBMWはE34でして、常に唸っているエンジン音と、鉄の塊のような剛性、クラシックなデザインは当時の国産車とは明らかに一線を画していて、ほんとに格好良かったです^_^

乗った時の感動が忘れられず、いつしかE34が自分の基準になっていきました。

メンテなども非常にシンプルで、コンピューター関係など無かったですからスタンド車検を愛用し、160,000㎞近くまで何の故障もなく走る事が出来ました。

長く乗っているうちに時代は変わり、5シリーズはE60、3シリーズはE90になり、自分の求めている基準とは大分かけ離れてしまってなかなか馴染めなかったのを覚えています。

モデルチェンジを繰り返しているので変化しているのは当然なんだ!と自分に言い聞かせ、自分の求めているものを少しずつ削って車選びをし、当時の現行型に慣れていきました。

自分が車に合わせていこうと発想を変えたら視野が広くなり、その後のE90-330から今のF10-528までBMWを楽しく乗る事が出来てます。

しかし赤かぶ望さんの記事を読ませて頂いて、昔の6気筒を思い出した時、自分が本来車に求めていたものは何だったのか!?を再確認する事が出来ましたm(_ _)m

現行のF30-320は個体として完成しているのは間違い無いでしょう!

家族だって不満は言わないはず!

しかし、自分が本当に好きなBMWであるかどうかはまた別の話。

あっ! 何だか自分の勝手な話ばかり連ねて申し訳ありませんでした(>_<)。

赤かぶ望さんのお陰で、封印していた自分の本当の基準を思い出す事が出来ました(^-^)
Replies to Comments
2014/01/26 17:30:26
このように冗長で拙い文章記事をお読み頂き、さらにはコメントまでお寄せ頂きありがとうございます(^^)/

僕は4年ほど前に諸事情によりマツダロードスターから「4人乗りオープンカー」への乗り換えということで、当時は他にほとんど選択肢がなく、BMWの1カブリオレを購入し、その後Z4に至っていて、サブ車も先月からBMWになっていますが、サブ車は34スカイライン→プログレ→カローラランクス、と激安中古車の乗り換えで、今回気にいったのがたまたまE46-318Ciだったということで、そもそもそんなにBMW、というか高級車ブランドを好きなわけではありません。

そういうことでは、ブヨヨンさんのようにずっと昔からBMWをお乗りになっている方こそ、BMWの真価や変化などは僕なんかよりはるかにずっとお分かり頂けているはずで、そのような方から共感を頂けたのであれば、まさに望外の喜びだったりします。

昔の外車って、ベンツとベンベ(笑)は顕著だったと思うのですが、日本車なんかとは比べものにならない分厚い鉄板を使っていて、それがまた「堅牢」な体感を強めていたと思うのですが、鋼板自体が薄くても強度のある最新素材が開発・普及し、構造設計のノウハウもそれなりに研究されつくされてきているので、昔のクルマにおけるような外国車と国産車との明らかな違い、というのは随分となくなってきたのかなぁと思ったりもします。

プログレとE46-318Ciはまさに同じような時期にクルマなのですが、やはり随分と体感できる違いはあるかなぁと実際に所有して思ったりもしています。なお、内装の品質劣化はBMWを始めとする欧州車はひどいものだと思いますね。その点は日本車はグレイトです。

鋼材が「薄くて強くなった」分、剛性などの設計上の強度はおそらく以前より増している筈なのですが、「体感的な重厚感」は薄れてきているのは10年前のドイツ車と現在のドイツ車を乗り比べてみればはっきりわかりますよね。それが昔からドイツ車にお乗りになっているブヨヨンさんのようなお方なら、より顕著に感じられるのだと思いますし、燃費志向の過給器付4気筒エンジンが主流になっていることは更に相乗効果となっているのでしょうね。

新しいクルマに乗ると実に「感心させられる」ことが多く、それはそれで素晴らしいことで、認めるべきなのですが、昔のクルマって、もっと「おー!こりゃすごい!」みたいな「感動」があったのはなぜなのだろか?、と僕もしばしば考えるものです。

「経済性」も「合理性」もない、BMWの直6エンジン搭載の2シーターオープンの屋根開けて、アクセル踏んで、サウンドをおバカに楽しむ、というのが今の僕の楽しみなのですが、そのような歓びは少なくとも今回試乗した320iからは同じ様な形では決して得られないのだろうと思ったりもしました。

PS
詳細を存じ上げませんが、知人にお貸しになっていた320iの件はなんともやりきれないものだと記事を拝見し、驚くとともに少し悲しい気持ちが致しました。
2014/01/26 11:07:43
私がF30 328iや320iに乗った時と一緒の感触のように思えました。直4のダウンサイジングターボでもエンジンとしては特に不満がなく、改善された乗り心地やステアリングの手応え(それでも、ミドリーヌ号とはまだ差がありますが)という点からはE90から着実な進歩を遂げていると感じました。

直6に拘りが無ければ328iや320iで充分だと思いますし、逆に直6搭載のActiveHybrid3はモーターやバッテリーなどの余計な?搭載のために直線の加速は気持ち良くてもコーナリングでの気持ち良さはスポイルされているなぁ、と個人的には感じました。なので、エンジンの気持ち良さを堪能するなら、もうすぐデビューのM235iを待つのが得策かもしれません。

以前の試乗記の時に書きましたが「機械が進歩すれば味わいが薄れていくのは当然の傾向」だと思っていますので、最近のBMWしか御存知ない方達にはこちらが基準になっているのでは、と思います。吹け上がりには劣るものの、私にとってもN52よりM52の方が味わいがありますし(加速感などの絶対的性能は別です)、バイクの世界で良く言われる「味、というのは機械的に不完全な癖に過ぎないのでは?」という観点からは最新の機種が最良なのかもしれませんね。

ここまで洗練されたレベルになってくると、一般の方のフィーリングとしては「もうこれで充分気持ち良いのに、これ以上何を求めるの?」という状態だと思いますから、それがお望みならば、ALPINAやMモデルのように標準車を更に磨き上げた機種に乗るか、多少の不便は我慢の上で旧モデルの味わいを楽しむ、という選択肢しかないかもしれません。

BMWにしろメルセデスにしろアウディにしろ、ライバルメーカーを横目に見ながら自社の足りないところを補った行くと、結果的に似た性格になってくるのは当然の帰結でしょうし、その中でブランドの主張を通すのは結構難しいかもしれませんね。そういう意味では50 : 50の重量配分に拘るBMWは頑張っている方ではないかと思います。こうした拘りがない国産メーカーは見た目のデータ(ぶっちゃけ燃費という事ですが)にしか頼れないので、国内の販売はともかく輸出すると訴求力に欠けるのかもしれません。

これから車に乗られる世代の方や、昔の車の味わいにさほど拘りがない方ならば、機械的に優れた現在のBMWも充分に魅力的な気がします。年柄年中箱根におでかけ出来る方ばかりではないでしょうから(爆)。私は、と言えば一日1000Km走る事もありますから、相棒としてはミドリーヌ号(か最新のALPINA)がベストのようです。
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2014/01/26 17:55:36
考察に富んだコメントをお寄せ頂き心より御礼申し上げます。

クルマ通のRANちゃんさんから「私がF30 328iや320iに乗った時と一緒の感触のように思えました」と言っていただき、少し安堵したりも致しました(笑)

おっしゃる通りに、F30については、「乗り心地」と「ステアフィール」はとても良くなったように思いましたし、RANちゃんさんなら食いついてくるかなぁと思って、「これならアルピナでなくとも」と書いた次第ですが、やはり「それでも、ミドリーヌ号とはまだ差がありますが」と反論してくれたので嬉しく思いました(爆)。

僕なんかからすると、黒ジー号や青クー号とは本当に比較にならないくらい洗練された感じにハンドリングが実に良くなったと思いましたし、ミドリーヌのハンドリングの感触を思い出したくらいです。ただ、足回りを含めて、ミドリーヌ号の時に抱いた「衝撃」が蘇るようなことはもちろんありませんでしたけどね(^^;)

最近のBMWしか知らない方がそれを基準にBMWを考えるのって、それはそれで良いように僕も思います。一方で、昔のBMWが好きな人と、そのような新しいBMWしか知らない方とのなんとも不毛な議論が今後とも勃発するような気がして、それはそれで勝手にやれば良いように思うのですが、アウトサイダーの僕なんかからすると、「そんなに昔のが良いのでしょうかねぇ」なんてことを思ったりもしています。

RANちゃんさんということで、アルピナの話題に戻りますが(笑)、僕はアルピナもMも全くもって興味がなかったのですが、昨年のミドリーヌ号に衝撃を受けて、今はアルピナについては正直非常に関心があったりしますし、実際に今日は練馬の中古車店までE46のアルピナ3カブの実車を見に行って話を聞いたりもしたものでした。

試乗してみないとなんとも言えないのですが、ミドリーヌ号と同じ外観のB3ビターボを試乗して僕はそんなに良いとは感じられなかったので、D3との違いは何か、となると、「4気筒エンジンの鼻先の軽さ」のような気もし、アルピナ3カブを実際に試乗してミドリーヌ号のような感動が得られなかったとするならば、僕の嗜好にあるアルピナはもはやないのだろうと思ったりもしています。

F30のハンドリングなどを体験すると、「じゃあ値段の倍するアルピナはその値段に相応しい良さをどうやって体現するのだろうか?」という気もして、だからこそアルピナも旧来以上にハイパワーを求めているのだろうと、アルピナファンからすると容易には受け入れがたい考えを持っていたりもするわけです(苦笑)。

そういうことでは、あとしばらくすると引越しをして年がら年中箱根に出かけることも難しくなるかもしれない当方からすると(--;)、レクサスのIS-Cはもしかすると、(僕の好む)アルピナの感じがあるのかもしれない、などと想像していて、期待していたりもするのです。

アルピナネタばかりで大変失礼いたしました(爆)
2014/01/26 14:31:58
読み応えのある力作長編、素晴らしかったです。皆さんからのコメントも面白いですね。この記事は前の記事のレスにあった、赤カブさんのBMW観(ないしクルマ観)の一部ですね。ここにはオープン・カーという要素が比較的省かれているので、問題がより鮮明になったと思いました。そこで自分の勝手な感想を書きますが、言いたい放題なので気を悪くしないでください。
BMWらしさの核が「武骨さ」だとすると、それが失われた、あるいは薄くなった現代のBMWは、BMWらしくなくなった、ということになりますが、そうではないと思います。F30も立派に「武骨」であると。では、その核は何かということになりますが、「非の打ちどころがなくクール」という言葉は、その核を包む皮のようなものに過ぎない(E90系もそれ以前の世代よりは十分クール)ので、それ以外の言葉を赤カブさんの記事から探すと、「「運転している気持ち良さを実感できる」のがBMW車の特質」あたりかと思います。
私はそれに近いことを、最近の記事で「重くて固くて非力な車をスポーティに仕立て上げるBMWの技術」として、その要因を重さ、剛性、FR、バランスなど(他に足回りとかエンジンを挙げる人もいました)と分析しましたが、「運転している気持ち良さを実感できる」ことの説明にはまだ距離があります。
ただ、BMWやさらにそのエッセンスを極めたALPINAは、そういった色々な要因が統合されて出来上がるイメージにはとても意識的だと思います。だからそういう車に乗った時、私たちは新たな驚きや感動に出会うのではないかと思います。
それと少し関わるのですが、私たちが車に求めるものと、メーカが車に与えるものとのマッチングの問題があります。消費者が「走り」に感動や驚きをさほど求めないなら、そのくらいの車が造られるわけです(この「走り」は「便利」「燃費」「快適」etc…にも置き換えられます)。赤カブさんが何をどのくらい強く求めるかに応じて、次に選ぶメーカも車も決まるわけですね。
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2014/01/26 18:28:00
「心のこもったコメントありがとうございます」も「そもそもこの記事は書く予定はなかった」などの前振りは無しで、上のコメント返答から続く「アルピナネタ」を続けさせていただきますね(笑)

スパグラさんのおっしゃる「BMWやさらにそのエッセンスを極めたALPINAは、そういった色々な要因が統合されて出来上がるイメージにはとても意識的だと思います」ということについては、僕も全く同感で、Mは僕はあまり関心がないのですが、アルピナは「究極のBMW」のように思っていて、あんなに法外な値段であっても何故にそれが確固として存在してきたかというと、やはり大量生産システムでは完璧には製造しきれないようなクルマの特質があったからのように思います。

今回僕は320iのハンドリングには大いに感心をし、正直、「自分にはこのハンドリングがあればアルピナは要らないかな」と思ったほどでした。(アルピナはE46-3カブを今日も実車を見に行ったくらいで、ちょっとマジに考えているところがあったりはするのですよ・・・)

F30で伺われるように製造技術が進歩していく中で、アルピナがどのようにクルマを作り込んでいくかについてはちょっと難しい時代を迎えようとしているような気がしています。そういうことでは、アルピナファンにおいても、新しいアルピナファンに対し、昔からのアルピナファンが「昔のアルピナは良かった」ということをボヤクような事態が出てくるように僕なんかは思ったりもしています。

さて、「武骨」についてですが、「無骨」と書くと、ちょっとネガティブな意味合いが強くなりすぎるかなぁと思って、あえて、「武骨」という漢字を使ったのですが、この言葉の本来の意味はどちらかというと否定的な意味合いが強いように僕は思っていて、今回のブログ記事の文脈としては、「先代・先々代の無骨な要素の一つ一つが見事に克服された」のが僕のF30に対する見解であり、一方で、「無骨」であったことによる感覚的な印象は洗練されたクルマからの印象と比べ強烈なものがあるように思われ、そのような喪失感を以前のBMWオーナーが抱くのもやむを得ないことのように思ってもいます。

スパグラさんの記事への回答記事で書くつもりだったのですが(笑)、現在の僕が辿り着いた「BMWの良さってなんだろうか?」の答えは、ありきたりな言葉ながら、「一体感」だと思っています。ポルシェが「硬質な一体感」とするなら、BMWはポルシェほど「硬質」というほどではないがスパグラさんの言う「重厚な」一体感であるということかと思います。一方で、「軽快な」はどちらかというと、スパグラさんの愛車である323iのエンジン特性から来る味付けであり、BMWの魅力を「総じて論じようとして」、「軽快な重厚感」という言葉を用いるのであれば、やはりちょっと無理があるかなぁ、と感じたりしています。(気分を害さないで下さいねぇ・・・)

320iについては、昔のBMW車と比べるのであれば「軽快な一体感」と言えるのだろうし、オールドBMWはまさに「重厚な一体感」のあるクルマということで、「一体感」こそがBMWのクルマの魅力の本質、いや、クルマそのものの本質的な魅力であると僕は確信しています。あらあら、ここで記事ネタの結論を書いちゃったので、このネタはもう書けないかなぁ(笑)

この議論の続きはまたカーグラごっこの時にやりましょう!

しかしまぁ、僕のような「別にBMWというブランドにたいした思い入れなぞはありませんよ・・・」というクルマバカにおいても、これだけ議論が「熱く」そして「深く」なってしまうというそのことについても、BMWについては「凄いなぁ」と思ったりもしています(^^;)
2014/01/26 15:09:48
こんにちは!

日記もコメントもコメントの返信も深くてびっくりです!
あまりに深いので私は視点をかえて、、、。

写真に出てくるオープンカー専門店、赤カブ様宅からそんな遠くないっていうのが驚きでした!
私がよくウロウロしてる地域です!
Replies to Comments
2014/01/26 16:55:54
コメントありがとうございます(^^)

この手の記事は「赤カブサロン」(笑)ということで、コメントのやりとりも含め、皆でディープに楽しむという感じになっています。

そして特に↑の三つのコメントは、まるで「ドムのジェットストリームアタック!」のような重量級のコメント3連発となっております(^^;)

このお店の前はもう数えきれないほど通ったのですが、ちょっと怪しげなお店の感じがして立ち寄ることはなかったのですが、親子で経営されている実に感じの良いお店でした。ちょっと旧くて安い4座オープンならこの店で買うのも有り!だと思いました。

ひっそり先生とこのような近場でばったりお会いできると嬉しいと思っていますが、あとしばらくすると引っ越してしまうので、そのような偶然のランデブーの機会は難しそうです(^^;)
2014/01/26 19:13:41
こんばんは、F30オーナー2週間と1日のボクにはとても嬉しいブログですね。
F30の事は少し置いておいて、BMW伝統のNA6気筒エンジンについて少し。
BMWの3シリーズは、E36 320i、 E46 320Msp(M54 2.2リッター) 、E90 325Msp、E89 Z4(2.3i)と無理して6気筒を乗りついてきました。(~_~;) 一番印象に残っているのはE46 320Msp(M54 2.2リッター)です。
2.2リッターで170psの出力の為かなり無理をした設計らしく低回転でのトルクが弱く、夏場ACを使って右折待ちがら発進するとき数回エンストした(ATなのに)経験がありますが、その代わりエンジンのレスポンスと高回転でのパワーは惚れ惚れするものがあり、ノーマルのマフラー音も「マフラー替えた?」って良く聞かれました。レスポンスの良さには2.2リッターという小排気量も影響が有ると思います。
次のE90 325Mspの2.5リッターエンジンは300cc増えた排気量の為か低速トルクも十分ありますが、反面M54エンジンの鋭いレスポンスが懐かしかったです。Z4のエンジンもE90 325Mspのエンジンと印象は大きく代わりませんが、何かの資料でエンジンの出力を下げてその分トルクを上げて扱い易くなっている様です。BMWもメーカーですので、シェアを増やす必要があるので扱い易いエンジンに改良されていくのは仕方が無いと思いますが、その分「武骨」な感じが減った分「洗練」された感じになってるんでしょね。
さてF30ですが、最初に328iを試乗した時は6気筒エンジンが乗っていない事以外は、紛れもない3シリーズであると感じましたし 赤カブ望さん同様洗練された印象でした。その後320i、320d、AH3と全てのエンジンを試乗しNA6気筒が無くなってしまったのなら、思い切って方向を変えて320dを選択したのでした。
F30もE90もMspを選択しましたが、E90のあの刺激的な固さが無くなっているのには驚かされました。E90では約500kmで脱RFT、その後ビルのエクゼクティブ・ダンパーに交換してやっと平和な(笑)乗り味を手にいれましたが、F30はノーマルでとてもしなやかな感じがします。CGTVで「アルピナは必要ないんじゃないか。」って評価されたましたが、確かに良いセッティングの足回りと思います(ボクはアルピナに乗った事はないですが)。パワステについても、「本当にパワステ?」って思ったE90から比べればとても扱い易い重さです。
E36からF30まで乗り続けて思うのは、どの世代でもその時に応じ変化しつつも「運転する楽しさ」を追求したクルマであると思います。
クルマの主役は常にドライバーであり、決して運転手さんになり下がるクルマでは無いと思っています。あと一度320dを試乗してみてください、NA6気筒とは別の楽しい世界があります。
長文失礼しました。
Replies to Comments
2014/01/26 21:29:32
気持のこもった素晴らしいコメントをありがとうございます(^^)

見方によっては実質的に少し厳しいことも書いているので、実際のオーナーさんからそのようなことも踏まえた上で「嬉しいブログ」と言っていただけるとありがたく思います。

ご自身で実際に所有されご経験された直6エンジンに関する詳細解説ありがとうございます!

SAさんはそれこそBMWの直6を正当に評価できるだけの経験のお方だなぁ!、と頂いた詳細解説を拝読して感銘を受けました。

僕は正直なところM54の何がそんなにすごいのかが未だに良くわかりませんし、その謎の解明のために何台か無理してお願いして運転させてもらったりもしましたが、なんだか良くわからないで、もうあきらめました(笑)。

M54の素晴らしさをわからずとも、僕は「軽く吹け上がって」「扱いやすい」エンジンである、黒ジー号のN52を気に入って楽しんでいる、というだけで良いのです(^^)

CGTVでF30に関し「アルピナは必要ないんじゃないか」ということを言っていたのですか?

僕は昨日まさにそのように思ったので少し驚きました。SAさんはアルピナはお乗りになったことが無いんですか?アルピナはなかなか試乗車がなかったり、売っている店の敷居が高かったりするものですが、是非とも実際にご体験されることをお薦め致します。BMWはもちろんのこと、アルピナであろうと、AMGであろうと、そんなものに全く関心を持たない僕ですら、なんだかもう明らかに違う素晴らしい感触に驚かされました。(でも、お値段が高すぎです・・・)

2013.2.7.のアルピナ記事を再アップしておきますので、もしご覧になっていなのであれば僕の受けた衝撃をご確認ください!

・・・と思ったら、この記事は320dについて、ずいぶんと辛辣なことを書いていました(^^;)

このブログ記事での320dへの評価は、あくまでもアテンザXDと比べた場合のエンジンフィーリングについてだけの指摘なのでお気を悪くしないでくださいね(^^;)。っていうか、320dは新しいモデルになって「騒わがしい感じ」についてはかなり改善されたそうなので、もう一度改めて試乗するなりして、再評価すべきなのだろうと思ったりもしています。

でも、アテンザXDにせよ、320dにせよ、ディーゼルエンジンのフィーリングが僕はどうも好きになれないのは今だにあります。アルピナD3だって、ガラガラとあきらかに騒がしい感じでしたしね。

なお、アルピナのD5は6気筒ということなのか、遮音に優れているのか良くわかりませんが、ディーゼルエンジンのネガな印象を全く感じさせられませんでした。

最近試乗したクルマでは、アクセラの2リッタ-ガソリンエンジンは自分にとっては好ましくて良い印象でした(^^)
2014/01/27 01:01:57
はじめまして。
E90オーナーですが、F30に対して、全く同じ感想を持ったので、コメントさせていただきます。
E90(2011年式)電動パワステ/非バルトロ車なのですが、第二世代ランフラットのネガな部分と、電動パワステを今までの油圧のフィーリングに近づけようと、試行錯誤をしていた過渡期だったのではないかと思っています。F30(328)を1週間試乗した際に、、まさに非の打ちどころが無いと感じました。
それは、ランフラットが第三世代に進化し、ネガな部分を感じなくなり、ザラツキを感じていた、パワステのフィールがスッキリとして、車の進化がハッキリと感じ取れました。
また、E90はロールを拒むセッティングに感じていますが、F30は適切にロールして、ロール量は多く感じますが、そのロールスピードは適切で、切り替えしてもスムーズ。正確なハンドリングでかつ、スムーズな乗り心地を実現していると思います。F30は本当にイイ車だと思います。
Replies to Comments
2014/01/27 12:49:56
147-TSさんに対しては、「はじめまして」という印象は自分ではあまりなかったのですが、いつも?「イイね!」を頂いていること、「MTの3シリ乗り」というレアな方であるということ、僕はアルファロメオは結構興味があった、ということで印象が強かったのかもしれません(^^;)

今回はコメントまで頂戴しありがとうございます(^^)

147-TSさんもおっしゃる通り、F30については、「ザラツキ感のあるパワステフィール」がスッキリしたものになったというのは、僕も強い印象を受けました。

足回りについては、僕の前車がE90と同じプラットフォームの1カブで、それが初めてのBMW車だったこともあり、これまでは「BMWはそんなもの」という風にも思っていたのですが、E46の4気筒クーペを購入・体験してみて、8*系1シリ、89系Z4を含めてE90系の足回りがちょっと特殊なのだということに初めて気が付きました。おっしゃる通り、足回りが硬い、それは特にリアが顕著で、山道などでは89-Z4でもリアがロールせずに踏ん張った感じでハンドル回してフロントを押し込んでから旋回を始める感じが独特なのですが、46クーペはもうちょっと素直な感じでちょっとしたロールを許しながら4輪で綺麗に旋回していくフィーリングがあります。マツダロードスターはそれが更に軽快な感じで行われるという感じでしょうか・・・。

F30はE90と比べてそこらへんがずいぶんとナチュラルになっていて、まさにFR車らしい感じで気持ち良く(街中ですが)曲がっていけたことにも大いに感心をしたものです。
2014/01/27 01:56:06
こんばんは^^/
私も赤カブさんの感想に同感であります。F30は320dを試乗しただけで、F10で528iを試乗しました。F30は運転して確実に「進化」しているな、と感じました。私はE36-328からBMW生活が始まり、E46-330、E60-530と6発を乗り継ぎましたが、私にとって印象深いのはやはり初めて乗ったE36の直6でした。それと比べれば今のF30、私は時代に即した「正常進化」だと思います。

BMWの前はトヨタの80スープラ、直6-3Lツインターボでしたので、あらゆる速度域において328がそれを上回ることはありませんでした。しかしながら、言葉ではうまく言えませんが、E36に乗った時、BMWのエンジンの各パーツが回転を上げるほどに奏でる機械音というか、どこまでも回してくれと言わんばかりの高揚感に鳥肌が立ったものでした。これがBMWなのかと。ターボの絶対的な速さ、運転する愉しさはMTが一番というこれまでの自身の概念が、BMWのNA、ATでこれだけ気持ちよく走れること、ボディの頑丈さ、ステアリングを切ったときの感覚等に完全に覆されました。

エンジンフィールに関しては直6だけでなく、それはV8エンジンでも、直4エンジンでもNAでもターボでも私は「BMW」を感じます。確かにF系になってからはより「快適」に「静か」にという方にシフトしているかもしれません。しかしながらボディ剛性は確実に上がり、RFTも私が乗っていたE60の第1世代に比べればそれは遥かに進化し、ラジアル同等とはいかないまでも、不満と思えるほどの差はなくなってきたと私は思います。サスペンションも決して鈍くなったとは思いませんし、快適性を優先し愉しく走ることをスポイルしているとも思えません。

F系になり、直6NAが姿を消し、「味がなくなった」「無骨さがなくなった」とも言われますが、やはり世代は変われど、モデルは違えど、私にとってBMWは運転して楽しい車に変わりはありません。Michael_01様も仰られておりますが、「最新のポルシェは最良のポルシェ」と言われながらも空冷時代のポルシェが最良、最高と仰られる方もいらっしゃいます。ですから「BMWはNA直6が最高」もあれば「現行の直4ターボが最高」もありだと思います。人の感じ方、価値観、愉しさ、歓びはそれぞれだと思います。

今のF01の前にメルセデスの現行Cクラスに乗っていました。「史上最高のCクラス」と言われるモデルです。確かに素晴らしい、これこそ「優等生」だったと思います。

ただ、「面白くなかった」(笑)。でも一度メルセデスを所有したかった、車の歴史を作ったメルセデスとはどういう車なのかを知りたかった私にはとても勉強になった気がします。

現行の3シリーズ、Cクラス。それぞれ完成度を高め、魅力ある車だと思いますが、私にはまるで違う車です。やはりBMWはBMW。これからもそうだと思いますし、そうあって欲しいと思います。
Replies to Comments
2014/01/27 23:06:32
おー!超力作コメントありがとうございます(^^)/

普通のブログ記事よりも濃密な内容ですね!

クロさんのように、日本車、ドイツ車とまさに様々なクルマを実際に所有・体験されて、お感じになっている方のコメントは実にリアルで貴重なご意見だと嬉しく思います。

トヨタのスープラの話も興味深く読ませていただきました。僕はこのようなトヨタのハイパワー車の体験はないのですが、プログレのエンジン(直6-2.5)はちょうど今のZ4のエンジン(N52)と同じ様なスペックで、スープラとプログレでは動と静が逆転している感じはありますが(笑)、BMWとの比較ということでは、クロさんが抱いたのと似たような感慨を持ったので共感ができました。

プログレは街乗りも高速もまったく何の不足感もなく、なおかつ実に静かに走るのですが、Z4の直6のように(まさにクロさんがおっしゃるごとく)「各パーツが回転を上げるほどに奏でる機械音というか、どこまでも回してくれという高揚感」などは全く感じられず、逆にエンジンの存在感を実に見事に消し去っているような感じでしたし、MTモードがなくて、無理してATの一番ローな固定モードにしてもそんなに高回転になるわけでも、気持ち良く回るわけでもありませんでした。1年半ほど乗って、総じて実に素晴らしい実用車ということで大いに感心を致しましたが、何か用事がある時でないと乗る気が起きないクルマでした。

それに比べて、今のE46の3クーペなんかは、そんなにスペック的にはたいしたことありませんが、走っているだけで楽しかったりするんですよね。1カブ、89-Z4とやや乗り味が重々しいBMWを乗ってきて、その他に試乗なりみんともさんとのツーリングなどで、E90の320,323,325,330と一通り体験してきましたが、いずれも1シリやZ4と共通したドライブフィーリングで、自分にとっては「BMWってそのようなもの」と思い込んでいたのですが、E46の3クーペに乗ってなんだか目からうろこが落ちた思いでした。

E90系のクルマは1カブもZ4もそうなのですが、リアが踏ん張り過ぎていて、それはそれでどっしりとした安定感はあるのですが、旋回が少し独特な感じがあって、以前乗っていたマツダロードスターや、同じFRのプログレなどと比べても、一体感の減少に少なからず影響を与えていたのだなぁ、ということを、E46-318Ciを所有し体験して初めて思い至ったものですが、F30はそのような感じが見事に払拭されていたことに大いに感心させられた次第です。

「人の感じ方、価値観、愉しさ、歓びはそれぞれだと思います」、とまさにおっしゃる通りですよね。良いことも、イマイチなことも、(時にはクールに)それぞれきちんと認識しながら、お互いに自らの嗜好に基づいてクルマを選んで、それを大いに楽しんで行こうではありませんか(^^)/

頂いたコメントを拝見し、ベンツのCクラスは、(もちろん完成度は全く違うでしょうが)プログレと似たような方向性のクルマなのかなぁと思ったりもしました。なお、プログレは8年落ちの激安中古車でしたが、内装はピカピカで劣化が全く感じられないほどでした。一方で、BMWは同じ年式だと内装は溶けかかっていたり(笑)と残念なものですよね。外車好きな方は真顔で「外車は身体や環境に害のない材料や塗装を使っているから・・・」などと言っているのを聞いたことがありますが、「そりゃないだろう・・・」と感じたりはしています(^^;)
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