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石川酒米 能登島の特産に 観光協青年部が苗植え
耕作放棄地減に期待七尾市能登島の能登島観光協会青年部が二十二日、能登島祖母ケ浦(ばがうら)町の体験農園「島流し農園」で、酒米「五百万石」の苗を植えた。酒米栽培は青年部として初の試み。今回植えた酒米から日本酒を造り、能登島の新たな特産品を目指すほか、耕作放棄地の減少にもつなげる。(松村真一郎) 青年部は昨年末から酒米づくりの構想を練ってきた。島内の六農家と協力し、同島野崎町、えの目町、曲町など島内六カ所の水田約七千平方メートルで、計二千キロ以上の酒米を作る。酒造りは数馬酒造(能登町)に委託し、一升瓶千本分を見込んでいる。 青年部が主催する恒例の観光体験ツアー「うれし!たのし!島流し!」とも連動させ、この日、東京と富山から参加した二十〜四十代の男女と地元民ら計三十人が田植えに取り組んだ。減農薬で栽培され、九月末に収穫する予定だ。 青年部の石坂淳部長(41)は「耕作放棄地ができるのは農業に目標がないため。酒米づくりが広がり、農家の新たな目標になり、放棄地の減少につながってほしい」と話した。青年部は今後、日本酒の商品名や販路を検討するという。 PR情報 |
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