女子大学生刺傷事件 「新幹線で上京し待ち伏せ」
東京・小金井市で、芸能活動をしていた女子大学生が刃物で刺された事件で、逮捕された男が調べに対し、「当日、京都から新幹線で上京し待ち伏せした」と供述していることが分かりました。警視庁は、女子大学生のブログなどでライブの開催を知って上京したとみて調べています。
この事件は、東京・小金井市で21日、芸能活動をしていた大学3年生の冨田真由さん(20)がライブ会場の前でナイフで刺され、意識不明の重体になっているものです。
警視庁は、自称、京都市右京区の岩埼友宏容疑者(27)を傷害の疑いで逮捕し、容疑を殺人未遂などに切り替えて送検するとともに、自宅を捜索し、事件のいきさつを調べています。
その後の調べで、岩埼容疑者が「冨田さんに会うために当日の午前中、京都から新幹線で上京した。現場近くの駅で2、3時間待ち伏せした」と供述していることが分かりました。
警視庁は、岩埼容疑者がライブの開催を告知していた冨田さんのブログなどを見て上京したとみて、詳しいいきさつを調べています。
また、警視庁は、岩埼容疑者が、ことし1月ごろからライブ会場などに現れて冨田さんの連絡先を聞き出そうとするなど、つきまとっていた疑いがあるとみて捜査しています。
警視庁は、自称、京都市右京区の岩埼友宏容疑者(27)を傷害の疑いで逮捕し、容疑を殺人未遂などに切り替えて送検するとともに、自宅を捜索し、事件のいきさつを調べています。
その後の調べで、岩埼容疑者が「冨田さんに会うために当日の午前中、京都から新幹線で上京した。現場近くの駅で2、3時間待ち伏せした」と供述していることが分かりました。
警視庁は、岩埼容疑者がライブの開催を告知していた冨田さんのブログなどを見て上京したとみて、詳しいいきさつを調べています。
また、警視庁は、岩埼容疑者が、ことし1月ごろからライブ会場などに現れて冨田さんの連絡先を聞き出そうとするなど、つきまとっていた疑いがあるとみて捜査しています。
事件前に相談 警察の対応は
この事件では、事件が起きる前に複数回にわたって被害者側から警察に相談があり、警視庁には容疑者の名前なども告げられていましたが、連絡を取るなどの対応はしていませんでした。
事件前の今月4日、冨田さんの母親から岩埼容疑者が住む京都市内の警察署に電話で相談がありました。警視庁や京都府警察本部によりますと、母親は岩埼容疑者がツイッターなどに執ように嫌がらせの書き込みをしていると伝えましたが、担当の警察官は、冨田さんが住む都内の警察署に相談したほうがいいとアドバイスしたということです。
冨田さんはこの5日後、東京の武蔵野警察署を訪れ、岩埼容疑者の名前や住所を告げたうえで「ツイッターやブログに執ように書き込みをされているのでやめさせてほしい」と相談したということです。その際には、プレゼントを巡ってトラブルになっていることや、ことし1月ごろからたびたびライブ会場などに現れて電話番号を聞き出そうとしていたことなども伝えていました。
武蔵野警察署は、その後、今月20日に冨田さんに電話し、21日のライブに出演する予定を聞いたということです。このため、冨田さんから110番通報があった際に速やかに現場に駆けつけることができるように、警視庁のシステムに登録したということですが、事件が起きるまで岩埼容疑者と連絡を取るなどの対応はせず、警視庁本部のストーカー対策の担当部署にも相談内容を報告していませんでした。
また、ライブ会場を管轄する小金井警察署に110番通報があった場合の対応を依頼しましたが、小金井警察署は会場への警察官の配置などはしていませんでした。
警視庁は、一連の対応について「書き込みの内容が直ちに危害を加えられるおそれがないと判断した。対応が適切だったが検証したい」としています。
事件前の今月4日、冨田さんの母親から岩埼容疑者が住む京都市内の警察署に電話で相談がありました。警視庁や京都府警察本部によりますと、母親は岩埼容疑者がツイッターなどに執ように嫌がらせの書き込みをしていると伝えましたが、担当の警察官は、冨田さんが住む都内の警察署に相談したほうがいいとアドバイスしたということです。
冨田さんはこの5日後、東京の武蔵野警察署を訪れ、岩埼容疑者の名前や住所を告げたうえで「ツイッターやブログに執ように書き込みをされているのでやめさせてほしい」と相談したということです。その際には、プレゼントを巡ってトラブルになっていることや、ことし1月ごろからたびたびライブ会場などに現れて電話番号を聞き出そうとしていたことなども伝えていました。
武蔵野警察署は、その後、今月20日に冨田さんに電話し、21日のライブに出演する予定を聞いたということです。このため、冨田さんから110番通報があった際に速やかに現場に駆けつけることができるように、警視庁のシステムに登録したということですが、事件が起きるまで岩埼容疑者と連絡を取るなどの対応はせず、警視庁本部のストーカー対策の担当部署にも相談内容を報告していませんでした。
また、ライブ会場を管轄する小金井警察署に110番通報があった場合の対応を依頼しましたが、小金井警察署は会場への警察官の配置などはしていませんでした。
警視庁は、一連の対応について「書き込みの内容が直ちに危害を加えられるおそれがないと判断した。対応が適切だったが検証したい」としています。