グッゲンハイム美術館が、国連本部ビルが…。場所が変わればSFのセットに
現実世界の中のSF。
日常のある瞬間、街の中にある景色、それらを切り取るとなんとも非現実的なイメージが生まれることがあります。観光名所として世界中に知られるニューヨークのビルも、ほらこの通り。
写真家のAnton RepponenさんがライターのJon Earleさんとコラボして作り出したシリーズ「Misplaced」は、ニューヨークのビルを街から切り取り、まるで違う景色の中にポツンと置いたもの。ビルも背景も、どちらも地球上の景色なのに、組み合わせ方しだいで、こうもSFセット風になるのです。スター・ウォーズのワンシーンと言われたら信じてしまいそう。
それぞれの画像にはライターのEarleさんが物語をつけています。たとえば、上のグッゲンハイム美術館では、「グッゲンハイム美術館は世界に広がっていった。バスク州から遠くのドバイへ、これ以上広がるところがなくなるまで広がった」と、どの街にもグッゲンハイムという画のコンセプトを語っています。
まるで火星の地のように見える背景は、Repponenさんが個人的に撮影していたもので、その多くはマウイ島とラナイ島が舞台に。中にはブラジルやコスタリカで撮られたものも。
どのようにビルを撮影し、背景と組み合わせていったのか、そのテクニックとプロセスを
ここでRepponenさん自らが解説しています。レタッチ好きはどうぞ。ちなみに、ビル撮影の鍵は、遠くからズームレンズで何枚も撮り、繋ぎ合わせることだそう。
このポスター欲しいなって人は、ここから購入可能です。
image: Misplaced
source: Misplaced via Untapped Cities
Alissa Walker - Gizmodo US[原文]
(そうこ)
- デューン 砂の惑星〔新訳版〕 (上) (ハヤカワ文庫SF)
- フランク ハーバート|早川書房
- デューン 砂の惑星〔新訳版〕 (下) (ハヤカワ文庫SF)
- フランク ハーバート|早川書房