マンチェスターＵ、１２年ぶり１２度目のＦＡ杯優勝

　【ロンドン原田公樹】サッカーのＦＡ（イングランド協会）カップは２１日、当地のウェンブリー競技場で１３５回目の決勝を行い、マンチェスター・ユナイテッドが延長の末、２−１でクリスタルパレスに逆転勝利し、１２年ぶり１２度目（最多記録タイ）の優勝を決めた。マンＵのＦＡ杯優勝で、今季プレミアリーグ６位で日本代表ＤＦ吉田麻也（２７）所属ののサウサンプトンは、来季の欧州リーグに本戦から出場することが確定した。

　試合は序盤からマンＵがボールを支配して攻めたが、決定機で決め切れず、後半３３分にクリスタルパレスに先制された。しかし、その３分後にＭＦマタが同点ゴールを決め、延長戦へ持ち込んだ。同前半にＤＦスモーリングが退場になり、数的不利で苦戦を強いられたマンＵだったが、同後半５分にＭＦリンガードが決勝点を決めた。

　ファンハール監督は試合後、自身の進退について、「もう６カ月も前に私を解任した（と報じた）メディアの方々とは話したくない」と多くを語らなかったが、来週にもマンＵは来季監督として、モウリーニョ前チェルシー監督の就任を発表するとみられている。