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【プロ野球】

広島、松山の逆転3点弾などで首位浮上

2016年5月23日 紙面から

◇広島10−5阪神

阪神−広島 4安打5打点の大活躍!阪神に勝利し、笑顔を見せる広島・松山=甲子園で(佐伯友章撮影)

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 広島が打ち勝って首位に浮上した。0−2の3回に松山の逆転3ランなどで5点。4回は丸が2ラン、8回には松山が自身初の1試合2本塁打となる4号2ランを放った。阪神はメッセンジャーが4回途中で7失点と誤算だった。

      ◇

 広島が逆転勝ちで首位に再浮上。緒方監督は、「スカッとする試合だ」と心地よさそうに笑った。3本塁打を含む14安打を放つ快勝で、首位に浮上したのだから無理もない。

 4番で出場したのはアンパンマンがニックネームの松山。自身初の1試合2発のアンパーンチ! 2011年以来、2度目の4安打で5打点と打線を引っ張り、チームを首位に押し上げた。

 1本目は0−2の3回。2死一、二塁で逆方向の左翼ポール際へ逆転3ランを運んだ。8回は右中間へ貴重な追加点となる2ラン。左腕からの一発となった2本目に「本当にうれしい。(左からは)1軍では初めて。右と左で角度が違うので、球の見方をちょっと変えたのがはまった」と素直に喜んだ。

 長打は10日に放った本塁打以来と久しぶりだった。「ここのところ当てにいく打撃になっていた」と見た東出打撃コーチは「突貫工事」として、練習で遠くへ飛ばす意識を付けさせた。それが早速結果に結び付き「すぐに修正できるのはさすがだね」とたたえた。

 新井に代わって、5試合ぶりに先発出場した4番打者は「代わりにはなったかな。でも4番は新井さん」。謙虚に話すが、その力強いスイングは首脳陣にもチームメートにも、頼もしく映ったはずだ。

 一発だけではない。多彩な攻めが目を引いた。3回には1死一塁から菊池が俊足を生かした内野安打で好機を広げたのが松山の逆転3ランを呼んだ。エルドレッドの中前打の後は、天谷が意表を突く三塁線へのセーフティーバント。続く安部が2点三塁打と一気に畳み掛けた。

 緒方監督は4安打5打点の活躍を見せた松山を「4番の働き」と絶賛した。脇役もしっかり働いて両リーグ断トツトップの247得点を誇る打線が、チームを2週間ぶりの首位に引き上げた。

 2カード連続の勝ち越しで、5月7日以来、14日ぶりの奪首。24日からは本拠地マツダに戻って2位・巨人との3連戦。好調打線で首位固めだ。

 

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