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「アジアで使える選手と世界で使える選手の違い」トゥーロン国際大会 グループB U-23日本-U-21パラグアイ

昨日は恒例のイベントに朝から夜まで出かけていて、酔っ払って帰ってそのまま寝てしまったので、朝6時に起きて1.5倍速で試合を見たのでまたも簡単に。

相手のパラグアイは、U-21と日本より世代が低いが1対1の強さ、守備の堅さはやはり南米らしく高いレベルにあり、五輪本番に向けての選手選考として手倉森監督にとっては良い判断材料になったのではないかと思う。

まず攻撃陣だが、やはりアジアとは違ってこのクラスの戦いになると、ゆったりパスを回して数的優位を作ってクロスという形ではまず跳ね返されてしまうのがオチで、特に攻撃陣はデュエル、つまり1対1で相手のマークを剥がす能力が無いと、得点に繋がるチャンスはなかなか作れない。そういう意味では、やはり浅野のスピードを軸にして攻撃の形を作る事が日本の基本形になるだろう。

その相棒として、パラグアイ戦では富樫とオナイウ阿道が起用されたが、富樫のほうが確かに技術はあるけども、やはりオナイウは単純にフィジカルで勝ててヘディングをフリックでラインの裏へ落としたりも出来るので、浅野とのコンビでは一歩リードした感じか。SHは野津田と矢島が先発したが、野津田は良いシュートは1本あったが全体的に判断が悪く、矢島は攻撃に絡む回数は多かったが、1対1で仕掛けずに安全にパスを回す事が多かったのでどちらも帯に短し襷に長し。交代出場の前田もイマイチで海外組の牙城は固そうだ。

守備陣については、またも亀川と岩波が怪我をしてしまって非常事態。その亀川、ファン・ウェルメスケルケン際の両SBは、際の失点に繋がったバックパスミスを含め終始パラグアイに狙われていたように、SBの守備力が高くないと五輪本番ではかなりしんどくなる事は明白。そもそもSBがオーバーラップしないと攻め切れないようではメダルなんか到底無理。CBも含めてOAの起用が求められるポイントで、たとえ亀川や際がメンバーに選ばれたとしても攻撃的なオプションに留まりそうだ。逆に岩波の怪我で急遽出場した三浦は落ち着いていてなかなか良かったので、OAと怪我次第ではチャンスがあるかも。

ボランチについては原川はミスも多かったけどOAを使わないなら欠かせない選手だろう。コンビで入った喜田は、原川とタイプが似通っているので、ちょっと損な役回りではあったがやや残念な出来になってしまった。第1ボランチとしてはやはり遠藤が鉄板か。GKの櫛引についてはあのFKはコース的に少し甘かったので弾いて欲しかったね。次の試合は中村が出場するだろうから、順列の逆転があるかも。

さて次は中1日でポルトガル戦。内容どうこうよりも今後もハードスケジュールだから、とにかく怪我だけが心配。守備陣についてはなるべくローテーションさせて無理のない起用を監督にはお願いしたいところだ。

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2016/05/23 | 五輪代表

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