女子大学生刺傷事件 1月ごろからつきまといか

女子大学生刺傷事件 1月ごろからつきまといか
東京・小金井市で、芸能活動をしていた女子大学生が刃物で刺された事件で、逮捕された男が、ことし1月ごろからライブ会場などで女子大学生につきまとっていた疑いがあることが分かりました。このころから男とみられる人物がツイッターで執ような書き込みを始めていて、警視庁が詳しいいきさつを調べています。
この事件は21日、東京・小金井市で、芸能活動をしていた大学3年生の冨田真由さん(20)がライブ会場の前でナイフで刺され、意識不明の重体になっているものです。
警視庁は、冨田さんのファンで住所不定の自称、岩埼友宏容疑者(27)を傷害の疑いで逮捕し、容疑を殺人未遂などに切り替え、23日送検しました。また、岩埼容疑者の京都市内の自宅を捜索し、事件のいきさつなどを調べています。
その後の調べで、岩埼容疑者がことし1月ごろからライブ会場などに現れて電話番号を聞き出そうとしたり、プレゼントを一方的に送りつけたりしていたことが分かりました。
このころから岩埼容疑者とみられる人物がツイッターで冨田さんに宛てて執ような書き込みも始めていて、警視庁は、ことし1月ごろからつきまとっていた疑いがあるとみて、詳しいいきさつを調べています。

被害者の母親が京都の警察署に相談

この事件で、事件前の今月4日、冨田さんの母親から岩埼容疑者が住むとみられる京都市内の警察署に電話で相談があったことが、警視庁への取材で分かりました。
警視庁によりますと、母親は岩埼容疑者が冨田さんのツイッターなどに執ような書き込みをしていると伝えたうえで、対応のしかたについて相談したということです。これに対し担当の警察官は、冨田さんが住んでいる東京都内の警察署に相談したほうがいいとアドバイスしたということです。
警視庁によりますと、母親からの相談について京都府警察本部から連絡はなかったということで、警視庁は相談の内容などを改めて確認することにしています。