そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界の政治を問う

甘利は雲隠れしているし、国会批准もできなかったし、TPP参入を冷静に見直す時期である。TPP撤退せよ

2016-05-23 | TPP
これは日本農業新聞が公表した、TPPの影響の試算である。日本は影響を受けて減少しアメリカは増えるというのである。その数字が全く異なっている。雲泥の差とはよく言ったもので、天と地ほど違う。
本ブログでも、国内影響の杜撰な計算方法を指摘した。とても同じ省庁が出した試算とは思えないような内容である。反対の姿勢を示すためには厳しく試算して、賛成へと傾けば緩めに示唆ているとしか思えないのである。コメがいい例で1兆円あると試算していたが、交渉に入ると0円という資産である。誰が見てもおかしな試算で、農水省の試算は信用できるものではない。
結局これは、TPPの影響はどうなることか誰にもわからないということである。建前や立場を外して少し冷静になって考えれば、責任ある発言などできないのである。その象徴的な出来事が、アメリカ大統領予備選挙の、民主党と共和党の候補の5名が全員TPPには反対の姿勢となるのである。冷静に考えるとこんな恐ろしいこと誰も取り組みたくはないのである。
TPPという名の、無関税貿易方式は誰にも予億ができないということである。
国連の人権委員会も反対表明をしている。幅広い専門家を招聘して討論せよというのである。

幸い今なら全交渉を担っていた、あっせん利得罪で収監されそうな甘利が国会を欠席したままである。この男に責任を擦り付けてトンずらするにはいい機会である。アメリカの大統領が、トランプになってもクリントンになっても選挙期間中とはいえ、反対方針を出している。大筋合意とはいえ、国会承認が必要である。そこまでに至ってはいない。今なら、自民党もPP参入しなと表明しても、公約を守ったと誰もが思う。何ら問題はない。幸い今国会での批准は流れた。今なら見直すいい機会である。TPP撤退せよ。
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1 コメント

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Unknown (タンケ)
2016-05-23 12:58:16
こんな実態も中身も不明なTPPなどというものを条約として取り決めようとしていること自体、全く理解不可能だ。どこの誰が中身を詳細確実に知っているのか、またそもそも、どこの誰がどんな意図でTPPなるものを作り上げ、各国に半ば強制しようとしているのか不思議でならない。農業問題もだが、TPPで恐ろしいのはSDI条項と言われている。結局はアメリカ主導の条約なので、アメリカに利益があることは間違いあるまい。或いはその中のほんの一握りの利権集団のみにとってであろうか。

こんなイカガワシイ、条約とも何とも得たいの知れぬ事柄には一切係らぬことこそ日本が取るべき態度ではないのか。このままなら、「気が付けば、日本は滅んでいた」ということになってしまうだろう。それでなくとも、日々陽が暮れようとしている我が国なのだ。

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