息子が生まれてから、先輩ママパパから色々なものをお下がりでいただいたり、お借りしたりしてきました。自分たちで買ったものは少なく、大変助かっているのですが、そんな我が家で珍しく自分たちで購入したものが、バランスボールでした。
そしてこのバランスボールは、息子が生まれて1か月ほどで購入し、生後5か月を過ぎた現在でも大活躍中で本当に購入してよかった物の一つです。
現在、妊娠中もしくは産後すぐの方に特におすすめしたいので、バランスボールが産後に役立つ理由と、バランスボールの選び方についてご紹介したいと思います。
産後にバランスボールがおすすめな理由とは!?
1.赤ちゃんの寝かしつけに使える
まず、バランスボールを購入するきっかけになったのは、会社の同僚で我が家よりも半年早くお子さんが生まれた方に「バランスボールいいよ!赤ちゃんが絶対寝るからオススメだよ」と言われたのが大きな理由です。
その時すでに生後1か月の息子を毎晩抱っこして寝かしつけていましたが、3400グラムを超えて生まれた息子はその時すでに結構な重さでした。生後3か月で生まれた時の倍の体重になると考えると、「このままでは僕たち夫婦の膝がもたない!!!」と思っていたので、バランスボールはすぐ購入対象になりました。
息子は生後3ヶ月目までくらいは、抱っこでしか寝なかったのですが抱っこしてスクワットをずっとするのはかなり辛いです。しかしバランスボールがあると、上下運動が座ったまま出来ます。そして、息子はすぐに夢の中にいざなわれます。ほとんどの場合で、バランスボールでボヨボヨしてるだけで寝てしまいます。最近では睡眠のルーティンができ、バランスボールを使わなくても寝てくれるようになってきましたが、突然の愚図りで困った時はすぐにバランスボールに向かいます。困った時のバランスボール様です。
2.購入までのハードルが低い
ベビーベッドやバウンサー、ハイロ―チェアに比べ、下記の点で購入までのハードルが低いこともバランスボールのメリットだと思います。
- 価格がそれほど高くない
- 購入後、もし息子が寝なくても自分の運動用、もしくは椅子として使える
- 使わなくなったら空気を抜けばいいので場所を取らない
価格は1000円台前半~5000円位、物によっては3万円以上のものもありピンキリですが、その多くはお手頃でパパの飲み会1回分くらいのお値段で購入できます。
バウンサーやハイロ―チェアなど、赤ちゃんの寝かしつけに良いとされるものでも、実際に自分の子供がそれで寝てくれるかどうかは試してみないとわからないもの。自分の周りでも「バウンサーでは寝てくれない」「ベビーベッドはダメだった」というママさんたちがいたので、購入をためらう気持ちもよくわかります。
しかし、バランスボールは価格も比較的安価で自分自身で使う事もできるので、もし赤ちゃんがバランスボールの揺れで寝てくれなかったとしても、そこまで「失敗感」は無いと思います。我が家も「もし寝てくれなかったら自分たちのストレッチ道具にして使おう」と決めて、期待半分で購入しました。
3.産後の運動に使える
産後、妻が感じていたストレスの一つが「運動不足」だったようで、時間を見つけては産院で行われている「産後ヨガ」などに参加していました。
そして、最近では産後ケア活動を行っているNPO法人「マドレボニータ」に参加し、産後のボディケアや骨盤矯正・体力を戻す運動としてバランスボールを使った有酸素運動を行っているようです。(※マドレボニータについては後日)
このマドレボニータで行われているバランスボールを使った運動は、比較的ハードでかなりの運動強度だそうで、産後の体力回復にはかなり良いと言いながら、自宅でも同様の運動をバランスボールを使って復習しています。
今はYouTubeなどにもバランスボールを使った運動のやり方などがUPされていますし、購入するバランスボールによっては、使い方のDVDが付属で付いているものもあるので、そういったものを基準に選ぶこともできるでしょう。
また、産後の骨盤の矯正は産後太りの解消にもつながるとのことですので、バランスボールを使った姿勢の矯正&インナーマッスルの強化は、自宅で気軽にできるエクササイズとしてお勧めです。
バランスボールを選ぶ基準は?
では、バランスボールを選ぶ際にどのような基準で選ぶと良いのでしょうか。
選ぶポイントとなるのは下記の4つです。
1.サイズ
適切なサイズは「座った時に膝の角度が直角(90°)になるもの」です。
現物が無いとどのサイズが膝が90度になる物かわからないですが、大体のサイズは身長を基準に購入することで解決が出来ます。
ブランドごとの身長と適正サイズが若干違うところもありますが、一般的に選ぶ基準とされているのが下記のとおりです。
◆ボールのサイズ 55㎝ :身長155cm未満
◆ 65㎝ :身長175cm未満
◆ 75㎝ :身長175cm以上
ただ、我が家はが購入したこちらのバランスボール「東急スポーツオアシス」は、身長150cm~170cmで55cmを推奨されていたので、自分(175cm以上)も使いますが、基本的には妻(156cm)がメインで使うように55㎝を購入しました。若干の誤差は、空気圧を調整することで解決できます。
このように、ブランドや各商品によって適正サイズが異なる場合もありますので、しっかり見て選ぶようにしましょう。
2.アンチバースト(ノンバースト)の有無
バランスボールに穴が開いてしまった際に、風船が割れるように破裂(バースト)してしまうようでは怪我をする危険性が高まります。しかし、バランスボールには「アンチバースト」または「ノンバースト」と言われるタイプの商品があり、それらは万が一使用中に穴が開いてしまっても破裂せずにシューーーっと萎むような設計になっています。
尖ったものにぶつかったり、ヒーターなどに接触したりする可能性もあるので、是非アンチバーストの商品を選ぶようにしましょう。
3.耐荷重
バランスボールは、その上でボヨボヨ跳ねたりするために、ある程度の耐荷重(耐久性)が必要となります。その目安は、いずれの商品にも必ず記載されていますが、当然耐荷重の数値が高い方が、より重さに耐えられるという事なので、ご自身の体重(+お子さんの体重)から耐荷重の上限を上回らないような物をお選びください。
耐荷重200~300kgとなっている商品が多いのですが、中には80kg~100kgの物もありますので、しっかりと確認するようにしてくださいね。
4.付属品
実は、意外なところですがこの「付属品」というのが、我が家の満足度を上げた点でした。
バランスボール購入時の付属品には、「空気入れ」「使用方法のDVD」などがありますが、先ほどご紹介した「東急スポーツオアシス」のバランスボールには「固定用リング」がついているのです。
普通のエクササイズとして使う場合は、特に不要かなとも思ったのですが、我が家の主な使用用途は「息子の寝かしつけ」だったので、固定用リングがあると不意にぐらつくことも無く、安心して寝かしつけに使うことが出来ました。
固定用のリングが付いているからと言って、他社の製品よりも格別高価なわけでもなかったので、寝かしつけでの利用を検討中の方は、「固定用リング」のついているバランスボールを選ぶというのは一つポイントになると思います。
また、空気入れが付属で付いていない商品もあるようなので、購入の際には注意してください。
※少し気になった点
これは、我が家で購入した商品についてですが、若干使用開始時のゴムの臭いが気になりました。実際に使用し続けて1,2週間したら匂いがなくなりましたが、使用開始時は少々新品のゴムの臭いが気になる方もいるかもしれません。
まとめ
産後、赤ちゃんがなかなか寝てくれずに困るパパママさんたちが多いと思います。世の中には寝かしつけに使える道具は数多く紹介されていますが、実際使ってみると「うちの子には効かなかった」「すぐに使えなくなった」等、なかなか評判通りにいかないことも多いですよね。
また、それらは赤ちゃん専用の物であることが多く、実際に購入して使えなかったら誰かにお下がりとしてあげてしまうか、押し入れに眠らせてしまうなどかなりもったいないことになってしまいます。(そもそもベビーベッドやハイロ―チェアは押し入れにすら入らないサイズですよね)
それらに比べると、バランスボールは購入へのハードルはあまり高くないのが今回おススメした理由です。もし、実際に赤ちゃんが寝てくれるのか、寝かしつけが楽になるのか心配な方は、実際に子育て広場などバランスボールがあるところに出向いて試してみるといいかもしれません。
以上、おススメのバランスボールと選び方でした。
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