2015年03月18日
「偽装派遣/請負」という言葉を聞いたことがありますか?最初からショッキングな言葉ですが、技術派遣を頼んだ側の企業が知らず知らずのうちにやってしまいがちな落とし穴で、もちろん違法行為です。
正しい「派遣」と「請負」の違いを整理して、法的トラブル、人的トラブルと無縁な派遣活用法をおさえておきましょう!
「偽装請負」聞いたことがあるでしょうか?
「偽装請負」の形態で、製造業の工場で多くの労働者が働かされているようです。
「請負」で外部から受け入れた労働者たちを低賃金で使い、必要なくなったら簡単に解雇する、という実態があります。
技術派遣を受け入れる側の企業は、当然「技術派遣」契約で受け入れたプログラマーやシステムエンジニアに指示を出すことができます【上の図左側】。
ところが、中には人材派遣業としての許可がとても下りないような酷い会社が信じられないような格安料金で案件の請負を行い、自社から技術者を現場に行かせて働かせるというケースがあります。
こうした会社では、請負側の会社は労働基準法でその技術者を保証する必要もないので、安い賃金でいつでも首が切れる状態で大量に技術者派遣人員を確保します。登録者にも「派遣」と「請負」の区別をわざとあいまいにしておき、「雇用形態は案件ごとにかわりますよ」などといって、登録させておくのです。
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「実際には派遣と同じように現場にちゃんと技術者を派遣しますけど、契約だけ【請負】とさせてください。業界相場の2割引にしておきますよ」
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受け入れ側のあなたは、派遣会社を名乗る営業マンのこのような言葉には注意しましょう。
もしこの言葉を受け入れたならば、法的には【上の図右側】となり、派遣先企業のあなたが仕事の具体的指示をすることはできません。
もししてしまったら、その時点で違法になってしまいます。
技術派遣をしてもらったつもりが現場で指示が出せないと言う状態では、まったく意味がありませんよね。
その他、「技術派遣」を装いながら実際には「請負契約」を結ばせようとする会社の手口には以下のようなものがあります。
技術派遣契約を結ぶときには契約書の中身をよく吟味し、間違っても違法行為に加担することなどないよう注意しましょう!
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