米原市議会では、議員の責務、議員が遵守すべき政治倫理の基本的事項を定め、議員が市民の厳粛な信託に応え、清潔で民主的な市政の発展に寄与することを目的に米原市議会議員政治倫理条例を制定しています。
議会議員政治倫理審査会は、議員の行為が同条例第3条政治倫理基準、第4条請負等に関する制限の規定に反する疑いがあると審査請求があった場合に設置され、当該事案について審査し、その結果を議長に報告します。
松崎淳議員の行為が市民の代表として、品位と名誉を損なうような行為をした疑いがあり、これは米原市議会議員政治倫理条例第3条に違反するものであるとして、議員5人(滝本善之議員、清水隆徳議員、吉田周一郎議員、山本克巳議員、鍔田明議員)の連署により平成28年2月18日付けで審査請求がありました。
議長はこれを受けて同年3月22日に米原市議会議員政治倫理審査会を設置し、審査を付託されました。
審査対象議員 | 松崎 淳 議員 |
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審査請求の内容 | 市民の代表として、品位と名誉を損なうような行為をした疑いがあり、条例第3条に違反するものである。 1、松崎淳議員は、平成28年2月10日付の議員自身のブログ上において、不適切極まる文言を駆使して、同僚議員の批判や米原市議会全体に対する侮辱を行い、その権威を傷つけ、あまつさえ、文脈から容易に特定が可能な市民に対しての罵詈雑言をあびせるなど、人権侵害のそしりを免れない行為をした。 2、見るからに稚拙な表現方法を用いて個人攻撃をすることで、自分の思い通りに行かない議会活動のストレスを不特定多数の人が目にするであろうブログ上で発散することなど、とうてい良識ある市民から容認できない行為をした。 3、自分以外の議員は程度が低いと決めつけ、政治センスにおいて米原市議会の中では自分が優秀だとのプライドをアピールするかのブログへの書き込みは、議会を冒涜し、市民を小馬鹿にするなにものでもない。議員としての資質や見識を疑われる行為である。 |
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議会議員政治倫理審査会は、平成28年3月22日、3月28日、4月11日、4月22日、5月6日の計5回開催され、議長に審査結果報告書が提出されました。
審査結果(要旨) | 米原市議会議員政治倫理条例第3条第1号(※)の政治倫理基準に抵触し、同条例に違反しているものと判断する。 なお、審査対象議員に対する必要な措置については「委員長等の役職辞任勧告」が相当である。 |
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(※)米原市議会議員政治倫理条例第3条第1号
「議員の品位と名誉を損なう行為により、市民の議会に対する信頼を損ねないこと。」
措置の内容 | 米原市議会総務教育常任委員会委員長および同広報特別委員会委員長の職を辞されるよう勧告します。 なお、議員のブログに記載のある不適切な文言について、該当者の名誉回復のために、早急に削除等の対応をされたい。 |
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