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ビックリ! 新司会に春風亭昇太 三遊亭円楽「オレだろ!ワイロにいくら使ったんだ?」
笑点・歌丸引退更新落語家、桂歌丸(79)が22日に生放送された日本テレビ系演芸番組「笑点 歌丸ラスト大喜利スペシャル」(日曜後5・30)で、大喜利司会を引退した。後任の6代目司会には春風亭昇太(56)の起用が発表され、会場から驚きの声も上がったが、昇太は「自分らしくやるしかない」とキッパリ。昇太の“昇格”に伴う新メンバーは、29日の生放送で発表される。(サンケイスポーツ)
視聴者が注目した“その瞬間”、客席から「エェ~」と驚きの声が広がった。番組の最後に、歌丸が「新しい司会者を発表します。春風亭昇太さん!」と告げた。
大方の予想で三遊亭円楽(66)が有力視されただけに、円楽が「(後任は)オレだろ!! お前、(ワイロに)いくら使ったんだ」と昇太にユーモラスに突っ込む場面もあった。
生放送後に歌丸を含む大喜利メンバーが会見。昇太は「大変なことが待っていると思いますが、自分らしくやるしかない」と抱負を語った。続けて「普通にやっていても今までと違った大喜利になる。何しろみんな先輩。この中で一番の新参者です。大喜利史上初めて、回答者の方が上から目線」と笑わせた。
歌丸は「舞台に出たときは全員が同格。上下の差は楽屋にあるべきこと」と後継者にアドバイス。これに昇太は「みんな聞いたか!」と、早くも“同格目線”だった。
起用理由について番組の中村博行プロデューサーは「大喜利はチームワーク。チームをよく知る回答者の中から考えた」と説明。メンバーのキャラクターを考慮した上で「1人いたなって。若手大喜利の司会もやっていたし…」と、“消去法”で昇太が浮上した。
「昇太師匠が司会になれば、歌丸師匠のころと同じくらい強いチームになる」(同氏)と2月ごろに決断。歌丸に報告して快諾を得て昇太にオファーし、その後にメンバーに報告した。
歌丸は「昇太流の司会をやってもらいたい。良さは明るさと若さ。番組を引っ張っていってもらいたい」とエールを送り、昇太は「消去法で選ばれたと聞いて気が楽になりました。のびのびやりたい」。51年目の「笑点」が、昇太を先頭に新たな歴史を刻む。
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