全国17都府県のコンビニの現金自動預け払い機(ATM)から現金約14億4000万円が不正に引き出された事件で、ATMから焼き肉店の顧客カード6枚が発見されていたことが、捜査関係者への取材で分かった。
いずれも南アフリカの銀行のクレジットカード情報が書き込まれた偽造カードで、機械が不正を検知してカードを回収していた。警察当局は、流出したクレジットカード情報を「空カード」に書き込んでカードを偽造する国際組織が関与していたとみて調べている。
捜査関係者によると、今月15日早朝、東京や愛知、大阪、福岡など17都府県のコンビニに設置されたセブン銀行などのATM約1400台で、南アのスタンダード銀行が発行したクレジットカード約1600枚分の情報が計約1万4000回使われ、総額約14億4000万円が引き出された。
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