仕事ややるべきことに忙殺されているとそれに伴いメンタルがやられていき、なかなか事が進まない豆腐メンタルをもつ私ですが、あなたはどうでしょうか?
この豆腐メンタルと付き合ってかれこれ7〜8年になりますが、もちろんメンタルヘルスの向上のために様々なことを試してきました。やる気が起きないときにやる気が出てくる方法やうつ気味なときに気分が改善する方法など、巷にはたくさんのハウツーがあります。これらのことを大概試してみましたが実際に効果があるのはごくわずか。
今回は、私自身がメンタルヘルスの向上・維持に効果を実感できた5つのことを紹介します。
メンタルヘルスの向上・維持に効果があった5つのこと
私がいろいろ試してみて効果を実感できたのは以下の5つです。
1. 環境を整えて寝る
何より効果があるのはまず寝ること。
しかしながら、ただ寝るのではあまり意味がありません。寝るためにできる限りのことを尽くして最高の環境を整えて寝るということが重要です。私はよく疲れてベッドに倒れてたらそのまま朝まで、という形で寝てしまいますが、そういった睡眠はNG。
部屋の明かりは寝る2時間前から暖色系で薄暗い程度にしておき、寝る前にはお風呂に入って身体を温め、部屋にアロマを炊いておく。できれば翌日の朝の準備もしておくとなお良いですね。そういったひと手間をするだけで睡眠の質がグッと上がって気分が良くなります。割と簡単そうに思えますが、忙しい毎日を送っているとなかなかできないのが実際のところ。睡眠の質を上げるだけでだいぶメンタルが回復するのでおすすめです。
2. 隙がないように栄養を取る
忙しい人や一人暮らしの人にとって難しいのがこの隙がないように栄養を取ること。バランスの良い栄養を取ることってただ身体にいいからという認識の方が多いと思うのですが、メンタルにも影響します。
感情をコントロールして気分を安定させる神経伝達物質のひとつとしてセロトニンがあげられますが、このセロトニンの分泌が不足するとメンタルヘルスに悪影響を及ぼします。セロトニンを増やすにはアミノ酸の一種であるトリプトファンを多く含む食べ物を摂ればいいのですが、ただそれだけでは意味がありません。ビタミン等の他の栄養素と共にバランスよく摂る必要があるのです。
私の場合、食べ物からバランスよく栄養を摂取するのはなかなか厳しいかなと思ってサプリメントで補っています。特にトリプトファンとマルチビタミンのコンボは気分の向上にかなり効果があります。医薬品というわけではないのでプラシーボ効果もあるかもしれませんが、それでもあるのとないのとではだいぶ違います。おすすめ。
3. 腸内環境を整える
効果があった方法で意外なのが腸内環境を整えること。
一次ソースの論文をパッと見つけることができなかったのですが、いちおう研究でも腸内環境が神経伝達物質の合成に深く関わっているとのことで影響があるみたいです。
私もWEBのニュースで腸内環境を改善すると気分がよくなるということを知って実際に試してみたのですが、これが効果あり。もともと私はお腹を壊しやすい&便秘になりやすいという地獄のような体質で、毎日ビオフェルミンを3錠飲むだけだったのですが、お腹がすっきりするのと慢性的なだるさがなくなりました。腸内環境を良くすることで純粋に体調がよくなってそれが気分向上につながった、という感じでしょうか。もともと腸内環境が良いひとには効果が薄いかもしれませんが、ストレスに弱くてちょっとお腹壊しやすい人なんかは効くかと思います。
4. あらゆるタスクやしたいことを可視化する
仕事中などにメンタルがやられる要因のひとつにタスクに埋もれることがあげられます。私はマルチタスクが苦手なのであれもやらなきゃ、これもやらなきゃ、でもそっちは期限が迫っているし...というようにいっぱいいっぱいな状態になると急激にやる気が削がれてしまうタイプです。やらなくてはいけないのにやれなくてフラストレーションがたまる、そして自己嫌悪へ...という負のスパイラルに陥ってしまいます。
そこで効果があったのが、あらゆるタスクやしたいことの可視化です。仕事をする上でタスクを箇条書き等で書き出すのは普通ですが、そのときにポイントなのが非常に具体的に書くこと。これに気付くまではただやるべきことを箇条書きにしていたのですが、具体的な手順や時間、方法を加えるだけで次はこれをこうすればいいんだ!と悩まずに作業に取りかかれるため、仕事におけるストレスが激減しました。
タスク管理術に長けている人にとっては当たり前のことかもしれませんが、具体的な手順や時間、方法まで加えたタスクの可視化は効果絶大です。
5. 心療内科に行ってみる
最終手段感が強いですが、どうしても気分が落ち込む、身体が動かないという場合は心療内科に行って医師に相談するのが最適です。私もいろいろ試してどうしてもダメなときは心療内科に行っていました。状態によっては薬を処方されたりしますが、やはり医師やカウンセラーに悩み事をちょっと話すだけでも気分が楽になります。
本当にうつ病になってから心療内科へかかってもちょっと遅いので、「あ、そろそろ無理かも」くらいになったら行くといいかと思います。
最後に
メンタルヘルスを向上させるにはストレスのもとを断つのが一番ですが、なかなか難しいところ。メンタルのセルフコントロールが求められる世知辛い世の中ですね...。