藤井詢也
2016年5月23日01時51分
熊本市内の多くの中学校で22日、体育大会があった。熊本県などでの一連の地震で、校舎の大半が「危険」と判定された市立東野中学校でも開かれ、真夏日となる中、529人の生徒が力いっぱいの走りや組み体操、演技を披露。生徒や保護者らの歓声が響いた。
応援団22人による演舞もあり、最後には「がんばろう熊本・東野」と書かれた横断幕が観客席に向かって掲げられた。学校近くには、瓦の落ちたままの家や、屋根にブルーシートがかかった家が目立った。
熊本県内では、学校自体が使えなかったり、避難所になったりして、長く休校を余儀なくされた学校も多く、運動会や体育大会の種目を減らしたり、秋に延期したりするところがあるほか、今も避難者が残る学校では、避難者に参加を呼びかけようと考えている学校もある。(藤井詢也)
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