クマに襲われたか 2人死亡 現場近くの道路通行止めに

クマに襲われたか 2人死亡 現場近くの道路通行止めに
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秋田県鹿角市の山林で21日から22日にかけてタケノコ採りに入った男性2人が相次いで死亡し、いずれもクマに襲われたとみられることから、鹿角市は22日夜から現場近くの道路を通行止めにしてクマの出没に注意を呼びかけています。
秋田県鹿角市十和田大湯の山林では、21日、タケノコ採りに入った79歳の男性が死亡しているのが見つかったのに続き、22日は、1キロほど離れた山林でタケノコ採りをしていた秋田市の78歳の男性が死亡しているのが見つかりました。2人にはいずれもクマにかまれたり引っかかれたりしたような傷があったことから、警察は、クマに襲われたとみて調べています。
2人の死亡を受けて、鹿角市は、22日午後7時すぎから現場近くの道路を通行止めにしました。立ち入りを規制する柵の近くには看板を設置してクマの出没に注意を呼びかけています。通行止めはタケノコ採りのシーズンが終わる来月上旬ごろまで続けられる予定です。鹿角市は21日から付近の山林5か所にクマへの注意を呼びかける看板を設置しています。
鹿角市農林課の小野寺裕一主幹は「現場の山には近づかないでほしい。タケノコ採りに出かけるときは、音の出るものを身につけるなど安全対策を徹底してほしい」と話しています。
また、現場近くの山では、22日、山菜採りに入った57歳と83歳の女性2人の行方が分からなくなりましたが、午後になっていずれも無事に発見され、けがはないということです。