ワシントン=杉山正
2016年5月23日00時14分
沖縄県で米軍属の男が女性の死体遺棄容疑で逮捕された事件を受け、カーター米国防長官は21日、中谷元・防衛相と電話で協議した。米国防総省によると、カーター氏は、事件について悲しみと遺憾の意を示し、被害者と遺族に「心からの謝罪」を表明した。また、日本政府や地元当局に対して、捜査に全面的に協力することを誓った。さらに同様の事件が将来再び起きないように、同省としてあらゆる対策を尽くすことを伝えたという。
島尻安伊子(あいこ)・沖縄北方担当相は22日、事件について「暴行目的であるとすれば、一女性として嫌悪感を大変強く感じる。残忍な犯罪が二度と起きないよう、関係者に強く申し入れたい」と述べた。また沖縄で米兵による事件が続く状況に対して、「綱紀粛正、再発防止が空念仏になっていないか。『怒り心頭に発す』という言葉があるが、怒りをどこに向けていいか分からない」と述べた。(ワシントン=杉山正)
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朝日新聞国際報道部
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