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1人は、みんなの党元代表の渡辺喜美前衆院議員。
金融・行政改革担当大臣などを歴任し、みんな結党後は第3極として存在感を発揮してきたが、化粧品販売会社会長からの8億円借り入れ問題などもあり、2年前の衆院選で落選した。
しかし、政界復帰を模索し、今月には大阪市内で松井氏と会談。維新から出馬することで合意した。
もう1人が、地域政党「減税日本」を率いる河村たかし名古屋市長だ。
松井氏はすでに、「既得権益を打破するという点で政策が一致している」として、河村氏に維新への合流を呼びかけている。
河村氏は、おおさか維新という名前に抵抗感を示しているが、松井氏は「『おおさか』は改革の象徴であって、河村さんも改革しているのは一緒だ」として、近く直接会談する意向を示している。
維新内では、両氏が加われば、大阪で松井氏、名古屋で河村氏、首都圏で渡辺氏がそれぞれ存在感を発揮し、大都市圏をカバーできるとの期待感もある。一方で、渡辺氏が党に入ることで足並みが乱れるのではないかとの懸念もくすぶる。