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“朝日斬り”橋下節ツイート、「行列-」高視聴率で証明した強烈な存在感…待望論のウラで進む維新の秘策
《訪問によって現状の何を具体的に変えるかだ。メッセージだけなら口だけ学者・コメンテーターと一緒。日本のメディアは、訪問だけで大騒ぎし過ぎ》
《昨年夏の戦後70年安倍談話で、中国・韓国へ謝罪の意を示せ!!と言っていた朝日新聞、毎日新聞、そしてその一派の自称インテリは、アメリカに対しては沈黙。日本の右も左も、とにかくアメリカ様には弱いよな》
《今回のオバマ大統領の広島訪問の最大の効果は、今後日本が中国・韓国に対して謝罪をしなくてもよくなること。過去の戦争について謝罪は不要。これをアメリカが示す。朝日や毎日その一派の自称インテリはもう終わり。安倍首相の大勝利だね》
メディアやコメンテーターの矛盾を突く言葉を重ねる橋下氏。現役時代に慰安婦問題などで激しく対立した朝日新聞への批判になると、特に舌鋒(ぜっぽう)鋭くなり、強烈な存在感を放つ。
維新の難題「橋下離れ」
約6年前、橋下氏や現代表の松井一郎大阪府知事らを中心に設立された維新。橋下氏の強力な発信力を武器に数々の選挙を勝ち抜き、党勢を拡大してきたため、「橋下氏の個人商店」「橋下党」などと呼ばれてきた。
そんな絶対的存在だった橋下氏が政界を引退することになり、松井氏ら党幹部には、“脱橋下”という難題が突きつけられた。
橋下氏がフル回転し、圧勝した昨年11月の大阪府知事・大阪市長のダブル選。当選確実を受けて開かれた記者会見に橋下氏の姿はなく、松井氏と、橋下氏の後任市長に当選した吉村洋文氏の2人だけが登壇した。
「橋下、松井でやってきた改革を吉村新市長とともに継続する」と松井氏が言えば、吉村氏も橋下氏の政治手法からの転換を表明。新体制の船出を演出した。
ただ、維新が橋下氏と完全に決別したわけではない。党の法律政策顧問として、憲法改正案について話し合う会議などに出席するほか、さまざまな政策に関して所属議員にメールを送っているという。