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太陽系に最も近い地球大の惑星発見、生命存在の可能性なし

2012年10月18日

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10月17日、スイス・ジュネーブ大などの研究チームは、太陽系に最も近い恒星系「ケンタウルス座アルファ星」で、大きさが地球ほどの惑星を発見したと明らかにした。写真は欧州南天天文台が提供した想像図(2012年 ロイター)

 [ロンドン/ケープカナベラル(米フロリダ州) 17日 ロイター] スイス・ジュネーブ大などの研究チームは、太陽系に最も近い恒星系「ケンタウルス座アルファ星」で、大きさが地球ほどの惑星を発見したと明らかにした。英科学誌ネイチャーに論文が掲載された。

 研究チームは、欧州南天天文台(ESO)の南米チリにある装置で観測。地球から約4光年離れているケンタウルス座アルファ星で、3個ある恒星の1つの周りを公転している惑星を発見した。

 太陽系外惑星はこれまでに800個以上が見つかっているが、今回発見された惑星が最も地球に近い。

 この惑星は地球ほどの大きさだが、恒星との距離が短いため表面温度はセ氏約1200度と高く、生命が存在する可能性はないという。ただ、これまでの研究では、恒星の周りを公転する惑星が見つかった場合、通常は同じ恒星を回る別の惑星も存在することが分かっている。

 このため天文学者らの間では、地球から比較的近いところに生命が存在し得る惑星を見つけられるのではないかとの期待も高まっている。

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