「イチローは神だ」４安打＆同点ホームにエースが感謝

試合前のフィールドで元巨人クロマティ氏（右）と談笑するイチロー（撮影・小林信行）

　「マーリンズ３－２ナショナルズ」（２１日、マイアミ）

　マーリンズのイチロー外野手（４２）がナショナルズ戦に「１番・左翼」で出場し、４打数４安打１四球、１得点。昨年８月１８日のブルワーズ戦以来の１試合４安打の固め打ちで打率を・３７３とした。メジャー通算安打は２９５４本となり、今季中の３０００安打到達ペースに乗せた。

【写真】２９５４安打！球場のスクリーンには３０００安打までのカウントダウン

　「俺にとってイチローは神だ」－。試合後のクラブハウス。６回１失点で６勝目を挙げたエースのフェルナンデスは真顔でそう言った。

　この日は四回に先制点を許したが、五回の攻撃でイチローが左前打で出塁し、後続の適時打で同点のホームイン。全５打席で出塁し、チームを鼓舞した４２歳のパフォーマンスにフェルナンデスは観客席のファンと同じように興奮した。

　野球大国キューバ生まれの２３歳は「彼の練習への取り組み方、仕事に対する姿勢には尊敬の気持ちしかない。このチームにもたらしたものは本当に素晴らしい」と熱く語った。