杏仁豆腐の上に乗っている赤い果実、「クコの実」。
遥か昔から、生薬(漢方薬の原料となる、植物や動物、鉱物を加工したもの)としても使われていましたが、ここ最近、海外セレブを筆頭に「ゴジベリー」として愛用する方が増えています。その理由は、豊富な栄養成分と、高い美容効果にあります。
世界三大美女である楊貴妃をも魅了したクコの実ですが、果たして、どんな素晴らしい効果があるのでしょうか。
クコの実には、ゼアキサンチン、ベタイン、フィサリーン、カルシウム、リン、鉄、ビタミンA、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンCなど、様々な栄養素が含まれています。
豊富に含まれるゼアキサンチンが、強力な抗酸化作用で目の健康を守ってくれます。視力低下や白内障、緑内障を防ぐ効果もあり、加齢に伴う眼病予防としても効果的です。また、クコの実は疲れ目やドライアイにも有効で、スマートフォンやパソコンを使う現代人の目の健康を守ってくれます。
ベタインには肝機能を高める作用があり、日常的にお酒を飲む方には特に摂ってもらいたい成分です。肝機能が上がると、体力・免疫力共に増強されるため、疲れにくい身体作りが可能です。ビタミンB2と合わせると代謝も上がるため、痩せやすく・太りづらい体質に変わっていき、ダイエットにも効果的です。
ビタミンCを始めとする各種ビタミン類が豊富に含まれており、メラニン色素を抑えたり、コラーゲン生成による美肌効果が期待できます。また、クコの実には抗酸化作用を持つ成分が多く含まれているため、活性酸素を除去し、アンチエイジングにもなります。シミ・しわ・くすみが気になる方には、ぜひ摂取をおすすめします。
クコの実、改めゴジベリーは、スーパーフードとしてドライフルーツの形で販売されていることが多いです。ほのかな甘みがあるため、スムージーに加えたり、ヨーグルトのトッピングとして乗せるのがおすすめです。
また、もともと薬膳として用いられてきた食材ですので、お粥やスープなどの食事に入れても良いでしょう。1日の摂取目安量は10-20粒です。過剰に摂取してしまうと下痢をしてしまうこともあるため、十分に注意しましょう。
文:リズムアンバサダー 森田ひろみ
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