火を噴くキムチ冷蔵庫、車が溶ける芳香剤……“殺人加湿器”だけではない韓国の消費者問題提起番組

韓国で頻発する消費者問題


 だが、問題は加湿器だけではない。

 韓国の消費者問題に斬り込む唯一の番組であるKBS「しっかりとした消費者レポート」では、不良品による被害を中心に詐欺、保険、食品偽装、老人虐待などに関与している企業などに2007年から潜入取材している。

07年から続く長寿番組、KBS「しっかりとした消費者レポート」

 その中で紹介された「問題製品」は凄まじい。「洗えば洗うほど汚くなる」洗濯機、ダッシュボードが溶ける車内用芳香剤、火を噴くキムチ専用冷蔵庫などなど、驚愕のラインナップなのだ。

⇒【画像】はコチラ http://hbol.jp/?attachment_id=94704

 なかでも、浄水器の蛇口から謎の粘液が出てくる事例が相次いだ件では、調査の結果粘液は細菌が固まってできた「バイオフィルム」であったことが判明。製造販売元は当初、粘液について「飲んでも無害である」と強弁していたが、番組が調査結果をもとに書面で質問状を送ると、ようやく安全ではなかったことを認めた。さらに「黒い物体が混じる」という他の家庭の浄水器を調べると、なんと放水口に飲料水基準の14000倍の黒カビが付着していた。メーカーによる定期訪問メンテナンスを受けているにも関わらずのこの事態に、消費者は怒り心頭だったという。

粘液事例

浄水器の蛇口から謎の粘液が出てくる事例が全国で多発。その正体は……(写真/YouTubeより)


次ページ消費者の怒りをエンタメ化


※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社扶桑社は一切の責任を負いません

地区連銀総裁の6月の利上げ発言が出るも市場への影響は限定的

 昨日のドル円は、110.176円で取引を開始した後、東京市場において日経平均株価の上昇にともない110.27円近辺まで上昇しましたが、日経平均株価が下げに転じると109.93円付近まで失速しました。ただ、110.00円割れの水準では押し目買いが見られたほか、米10年債利回りの上昇を背景に… [続きを読む]