バクって言われて、頭にその姿が思い浮かびますか?
私は思い浮かびませんでした。
熱帯雨林に住んでるみたいなので馴染みがないんですよね。
ちなみに分布は以下の通り。
(wikipediaより引用)
そう、日本にいません。
ちなみにポケモンのスリープのモデルとなっている動物です。
バクの各脚の指の数は、前脚が4本、後脚が3本である。
(wikipediaより引用)
私にはポケモンのスリープは前脚の指の数が3本に見えるのですが・・・。
あとは、夢を食べる動物という逸話の印象があるかも知れません。
そんなバク。
じつは絶滅危惧種に指定されています。
そのバクの保護活動家の動画がTEDに掲載されていました。
見て頂けましたか?
発表者のバク愛がものすごいですよね。
この動画中で気になる言葉が出てきたので、そちらを紹介したいと思います。
いくつかの自然保護の戦いに敗れつつある
この言葉です。
ふと思いました。
一体誰と戦って、誰に負けているのかと。
だから考えました。
ひたすら思いつく限り列挙していきます。
・過剰な消費活動
・刑罰の弱さ
・法律の規制の弱さ(無さ)
・保護活動の弱さ
・交通事故
・企業活動のグローバル化
・趣味としてのハンティング
・お金に変えるための密猟
・貧しさゆえの食用とするための密猟
・メディアの偏向報道
・市民の無知
・市民の無関心
・政府の無知・無関心
・食文化
・バク自身の生存能力の低さ
・保護の資金源の無さ
・森林伐採
・資本主義
ちょっと考えただけですが、いっぱい出てきます。
何と戦っているのか。
何と戦うべきなのか。
どういうアプローチが必要なのか。
様々な動物福祉を考えるにあたって頭に入れておくべきことだと気づくことが出来ました。
ブログでの紹介というのは、読者の方に少しでも興味を持っていただくというあり方になるのかなと思っています。
(今回列挙したものは思いつく限りの可能性であり、実際には様々な保護活動やそれに類することが行われているものと思います。)
バクの魅力
森の庭師
バクは草食動物で食べ物の半分以上は果物だそうです。
それらに含まれるタネを糞として撒き散らすので、森の庭師との別名を与えられています。
泳げます
熱帯雨林を棲みかとしているだけあって水と密接したライフスタイルになります。
一部では、地上よりも水中で過ごす時間の方が長いとか。
捕食者が来た際には水中に逃げ込み、捕食者が去るまでの長い間、長い鼻だけを水面にだして隠れることもできるそうです。
まとめ
そんなバク。
馴染みのない動物かも知れません。
日本でできる保護活動もほとんどないかも知れません。
それでもこの動画から得られるものは多いはずです。
12分間くらいの短い動画です。
その12分だけでいいので、バクのことに思いを馳せてみては頂けないでしょうか。
また、下のサイトもTEDのサイトですが、こちらではバクのかわいらしい画像を見ることが出来ます。(英語を読むのは大変なので、画像だけでもお楽しみください!)