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原爆被爆者78%、謝罪求めず 「求めたら来られない」「日本が始めた戦争」などの声
謝罪を求めない理由としては「日本が始めた戦争だから」(70歳男性)、「謝罪してほしいが、求めたら来られない」(73歳男性)などが挙がった。一方、謝罪を求めるとした人では「無差別に殺したことへの謝罪はあるべきだ」(78歳女性)などの回答があった。
核廃絶を訴える一方で米国の「核の傘」に依存する日本の安全保障政策については「見直すべきだ」とする回答が45・2%に上り、核兵器に対する政府の「二重基準」に批判的な人が多かった。「見直すべきだが、昨今の世界情勢をみると不安がある」と答えた人は30・4%だった。
アンケートは、オバマ氏の広島訪問が正式に発表される前の4月下旬から発表後の5月中旬にかけて、国内各地の被爆者に直接面接して聞き取る方法で実施。訪問自体については91・3%が「評価する」と回答した。