林業や山暮らし学ぶ塾開講 鳥取・智頭町

林業や山暮らし学ぶ塾開講 鳥取・智頭町
林業の担い手不足の解消につなげようと、鳥取県智頭町で林業や山での暮らしについて学ぶユニークな塾が開講しました。
「智頭の山人塾」と名付けられたこの塾は、森に興味を持ってもらい林業の担い手不足の解消につなげようと智頭町などが開講し、町内や兵庫県、東京などから10人の受講生が参加しました。
16日は、早速造林学の講義が行われ、100年後を見据えて間伐や植林などの森づくりをしていく必要があることや年数のたった木を間伐しないと「ナラ枯れ」などが起きやすいことなどを学んでいました。講義は年に4回、それぞれ1週間ずつ開かれ、受講生たちは、キノコの栽培やまき割りなど山での暮らしを体験したり、木の間伐作業に取り組んだりするということです。兵庫県から参加した30代男性は「地元で木の伐採をしているので、その木を使ったキノコの栽培法を学びたいです」と話していました。
山本福壽塾長は「林業家を目指して町に来る若者もたくさんいる。なるべく多くの人に町にとどまってもらえるよう林業や山での暮らしを教えサポートしていきたい」と話していました。