北朝鮮 リ・ヨンホ外務次官が外相に就任

北朝鮮 リ・ヨンホ外務次官が外相に就任
k10010524691_201605180749_201605180751.mp4
北朝鮮の新しい外相に、核問題を巡る6か国協議の代表を務め、アメリカとの交渉に長年携わってきたリ・ヨンホ外務次官が就任していたことが分かりました。
これは北朝鮮の外交に詳しい関係者が明らかにしたもので、これまで外相を務めてきたリ・スヨン氏に代わって最近、リ・ヨンホ外務次官が新たに外相に就任したということです。
リ・ヨンホ新外相は、イギリス駐在の大使などを歴任したあと、5年前から核問題を巡る6か国協議の代表を務めてきました。また1990年代初めからアメリカとの交渉に携わっており、米朝の直接交渉がないなかでも、アメリカ政府の元高官などと非公式な接触を水面下で行ってきました。
リ・ヨンホ氏は、先の朝鮮労働党大会で、9人の政治局員候補の1人に選ばれており、リ・ヨンホ氏の外相起用によって、アメリカを強く意識した北朝鮮のこれまでの外交姿勢に大きな変化はないものとみられます。