シリア情勢巡り閣僚級会合 日本も初参加
停戦合意にもかかわらず、アサド政権と反政府勢力の戦闘が再燃しているシリア情勢を巡り、打開策を話し合う関係国による閣僚級会合が日本も初めて参加してオーストリアのウィーンで始まりました。
シリアでは、2月末に発効したアサド政権と反政府勢力の間の停戦がおおむね維持されてきましたが、先月以降戦闘が各地で再燃し、停戦が崩壊する懸念が強まっています。
こうした危機的な状況を打開しようと、アメリカとロシアの呼びかけで、17日に関係国20か国がウィーンで閣僚級の会合を開きました。今回の協議には日本も初めて支援国のグループの一員として招待され、鈴木敏郎担当大使が出席していて、戦闘の鎮静化をどう進めるのかなどについて協議が行われています。
シリアでは、アサド政権が、停戦の対象外であるテロ組織だけでなく反政府勢力の一部にも空爆を続けていて、これに反政府勢力が応戦し、戦闘が再び泥沼化しかねない状況です。
国連は、内戦の終結を目指して和平協議を再開させたい方針ですが、政権側の攻撃に反発する反政府勢力側は、協議をボイコットする姿勢を示しています。このため、今回の会合では、政権側、反政府勢力側それぞれを支援する国々が協力して停戦を順守させ、和平協議の再開につなげられるかが焦点となります。
こうした危機的な状況を打開しようと、アメリカとロシアの呼びかけで、17日に関係国20か国がウィーンで閣僚級の会合を開きました。今回の協議には日本も初めて支援国のグループの一員として招待され、鈴木敏郎担当大使が出席していて、戦闘の鎮静化をどう進めるのかなどについて協議が行われています。
シリアでは、アサド政権が、停戦の対象外であるテロ組織だけでなく反政府勢力の一部にも空爆を続けていて、これに反政府勢力が応戦し、戦闘が再び泥沼化しかねない状況です。
国連は、内戦の終結を目指して和平協議を再開させたい方針ですが、政権側の攻撃に反発する反政府勢力側は、協議をボイコットする姿勢を示しています。このため、今回の会合では、政権側、反政府勢力側それぞれを支援する国々が協力して停戦を順守させ、和平協議の再開につなげられるかが焦点となります。
独外相 停戦守る環境作り戦闘沈静化を
会合を前に、ドイツのシュタインマイヤー外相は「きょうの会合では、停戦をしっかりと守るための環境を作り、アレッポやその周辺での戦闘を鎮静化させたい」と述べました。そのうえで、「人道支援を行うことなどで停戦の環境を維持しながら、政治プロセスに戻るための方法を模索し、中断している和平協議の再開につなげたい」と述べました。