蹴球探訪
奇跡の初優勝見えた レスター・岡崎が激白「試合後はいつも悔しい」(4月27日)
【サッカー】カイオ2発!鹿島定暫2位浮上2016年5月22日 紙面から
◇J1第1S第13節 鹿島3−2名古屋その瞬間、鹿島の石井監督はベンチ前からゴール裏まで走り、MFカイオの決勝ゴールを選手とともに祝福した。遅延行為にも映る“ご法度”だが、「試合前のミーティングでどうしても勝ち点3を持って帰ろうと選手と話していたので、つい…」(同監督)。ロスタイム表示6分の後半50分での劇的な勝ち越しに、いつもは冷静な指揮官がわれを忘れた。 出場停止のDF西をはじめ、U−23日本代表に招集されているDF植田、体調不良のFW金崎と攻守の要を欠く布陣は、後半開始早々に先制を許すなど、常に追う展開。1−1の後半21分には再び失点し、後半途中出場で、バースデー2アシストを記録したMF土居も「焦りもあった」と心境を明かした。 だが、常勝を義務付けられている国内最多17冠クラブには「同点でいい、負けていいという試合はない」とカイオ。最後まで貪欲にゴールを目指した姿勢が、後半41分の同点劇、残り1分での大逆転劇につながった。 負ければ、第1Sの優勝争いの輪から脱落していたであろう重要な一戦。鈴木満・強化部長も「こういう勝ち方は大きい」と興奮気味。DF昌子は「浦和の方が2試合少ないけど、楽々(逃げ切り優勝)は面白くない。プレッシャーをかけ続けないと」。鹿島の誇りはまだ保たれている。 (内田修一) PR情報
|