5月17日、覚せい剤取締法違反の罪に問われた元プロ野球選手・清原和博被告の初公判が東京地裁で開かれた。この日は朝から公判の傍聴を希望する人々が殺到し、その様子はさまざまな番組で放送されたが、実はその多くがマスコミの雇った“並び屋”だという。そのなかには、人気ジャニーズグループ・嵐のファンが大量に紛れていたというのだ。
東京地裁によれば、同公判では20席の一般傍聴席が設けられていたのに対し、傍聴希望で集まったのは3769人。開廷前に行われた抽選の倍率は188倍にも膨れ上がっていた。2月の逮捕から約3カ月の間、清原被告は常に注目を集め続けていただけに、この日も多くの情報番組が地裁前から中継をつないでその様子をレポートしていた。しかし、そんな場に嵐ファンが集結したとは一体どういうことなのか。
「当然、彼女たちは清原被告に興味があるわけではありません。抽選の列に並んでいたうちのひとりに話を聞いたところ、もともとはフジテレビ系の人気バラエティ番組『VS嵐』の観覧を希望していたようです。すると、同局から東京近郊に住む観覧希望者に対して『清原被告の初公判傍聴券の抽選に参加してくれた方は、次回以降の番組の観覧に当選しやすくなります』といった案内があったのだそう。そこで彼女たちは『VS嵐』を観覧したいがために、傍聴抽選に殺到したというわけです」(芸能記者)
嵐ファンのバイタリティは凄まじく、当日はフジの“並び屋”となったファンが大勢集まった。…