G7首脳宣言案 “女性の活躍で農業の担い手確保を”

G7首脳宣言案 “女性の活躍で農業の担い手確保を”
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伊勢志摩サミットでG7=主要7か国がまとめる首脳宣言のうち、「食料安全保障」分野の内容が明らかになりました。途上国を飢餓から救うため、先進国の農業は女性が活躍することで担い手を確保していくことなどが盛り込まれる見通しです。
伊勢志摩サミットは今月26日から開かれます。
首脳宣言案のうち「食料安全保障および栄養」の分野では、「2030年までに途上国の5億人を飢餓と栄養不足から救出するという目標の達成に向けて、具体的な行動を共同で行う」としています。
こうした目標を達成するために宣言案では、農業のさまざまな分野で女性が活躍することで担い手を十分確保していくことが盛り込まれています。
また、先進国が途上国に食料支援を行っても飢餓に苦しむ人に実際に届かないようでは意味がないので、「人間中心のアプローチ」と称して支援を行き渡らせることに重点を置くことにしています。
さらに、災害や気候変動にも耐える持続可能で強じんな農業を目指していくことも盛り込まれています。
G7では、一連の取り組みを進めるための「G7行動ビジョン」を承認する見通しです。