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 サミットなどを狙ったサイバー攻撃とはどのようなものなのか。米セキュリティー会社大手、ファイア・アイのケビン・マンディア次期CEO(最高経営責任者)に聞いた。

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 ――サミット参加者へのサイバー攻撃の実態は。

 2014年に豪ブリスベンで行われた主要20カ国・地域(G20)サミットでは政府関係者に対し、会議の議題やスケジュールの情報交換を装った偽メールを送りつける「スピアフィッシング」と呼ばれる標的型攻撃があった。

 ――攻撃の対象は。

 政府要人だけではない。スタッフやメディア関係者など広範にわたっている。過去のサミットでは、たいてい1カ月ほど前から攻撃が始まっている。

 ――伊勢志摩サミット参加者へのサイバー攻撃は。

 今の段階(5月12日時点)ではまだ見つかっていない。

 ――攻撃者の実像とは。