2016年5月22日01時17分
岸田文雄外相は21日、秋田市での講演で、「米国は世界の警察官と言われ、強引に世界の平和や安定に介入する時代もあったが、大統領選などを見てもどんどん内向きになっている」と述べた。米大統領選で、移民排斥や在日米軍の撤退など過激な発言を繰り返す共和党のトランプ候補を念頭に置いた発言とみられる。
岸田氏はまた、テロや難民問題などを挙げて「外交や国際社会も大変不透明な状況だ」と指摘。26日から開催される主要7カ国(G7)首脳会議(伊勢志摩サミット)について「ついこの間までは『G7の枠組みは古い。中国やロシア、インドなど新興国が含まれるG20の時代だ』と言われていた。だが、国際社会が不透明になればなるほど、基本的な価値観を共有するG7の枠組みが再び重要になる」と強調した。
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