k10010530441_201605220613_201605220616.mp4

２１日、東京・小金井市でアイドル活動をしていた女子大学生が刃物で刺されて重体になっている事件で、逮捕された男が大学生のあとをつけるように後ろを歩いている様子が付近の防犯カメラに写っていたことが分かりました。また、大学生は「ツイッターなどで執ような書き込みをされている」と警察署に相談していて、警視庁は対応に問題がなかったか調査しています。

２１日午後５時すぎ、東京・小金井市で、私立大学に通いながらアイドル活動をしていた冨田真由さん（２０）が、首や胸、それに背中などおよそ２０か所をナイフで刺され、意識不明の重体になっています。
この事件で、住所不定、職業不詳の自称、岩埼友宏容疑者（２７）が傷害の疑いで逮捕され、調べに対し「冨田さんのファンだった」と供述しているということです。
これまでの調べで、冨田さんは２１日に開催されるライブに出演する予定で、会場の建物に入ろうとしたところ、岩埼容疑者にナイフで刺されたことが分かっています。
その後の調べで、岩埼容疑者が冨田さんのあとをつけるように後ろを歩いている様子が付近の防犯カメラに写っていたことが、警視庁への取材で分かりました。警視庁は、岩埼容疑者が最寄り駅の周辺から現場まで冨田さんのあとをつけて襲ったとみて、当時の状況を調べています。
また、冨田さんは武蔵野警察署に「ファンから執ようにツイッターやブログに書き込みをされている」と相談していて、当日のライブについては、武蔵野警察署が、ライブ会場がある地域を管轄する小金井警察署に１１０番通報があった場合の対応を依頼していたということです。警視庁は、冨田さんの相談への対応に問題がなかったか調査しています。