ロシア極東 それぞれの民族の伝統守るイベント

ロシア極東 それぞれの民族の伝統守るイベント
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多数の民族が暮らすロシア極東のサハ共和国で、9つの民族の代表が、自分たちの伝統を守ろうと踊りや歌を披露するイベントが行われました。
サハ共和国は日本の8倍の面積を持つロシア極東の共和国で、先住民族のヤクート人が人口のおよそ半分を占めるほか、ロシア人やブリヤート人など10を超える民族が暮らしています。
イベントは、それぞれの民族固有の伝統を守ろうと地元政府が毎年行っていて、14日、共和国の中心都市ヤクーツクで、9つの民族の代表が伝統衣装や踊り、それに歌などを披露しました。
このうち先住民族ヤムシキ人の家族は、伝統的な生活を伝えようと、地元の川で大量に魚が取れたことを祝ってパイを作り、近所の人たちと喜ぶ様子を、寸劇で表現していました。
また、ヤクート人の家族は「ホムス」と呼ばれる民族楽器を演奏し、訪れた人たちはその独特の音色に魅了されていました。
幼い子どもなどと参加したヤクート人の若い母親は「民族の伝統を伝えるには、ふだんから子どもたちに教えることがとても大事だと思います」と話していました。