板橋区の「区長への手紙」が区長にほとんど届かず 批判の声が相次ぐ
3日放送の「噂の!東京マガジン」(TBS系)で、板橋区が区民から募集している「区長への手紙」が、ほとんど区長に届けられていないことが明らかとなった。
番組のメインコーナー「噂の現場」では待機児童問題を取り上げ、その中で、認可保育所の審査に落ちた板橋区在住の40代夫婦の生活に密着した。
番組によると、板橋区では保育所の申込書類に「区長への手紙」を添えて出すことができる仕組みがある。取材した40代の女性も「区長への手紙」を書き書類を提出したというが、手紙に対する回答はなく、どうなっているのか分からないとのこと。
そこで番組は、板橋区の保育サービス課を取材した。40代女性の手紙について、担当者は「奥さんからいただいたお手紙だと思います」と認め、ほかの人も保育園の申込書類に区長への手紙を添えて提出していると話した。
ところが、手紙が区長に届いているのかとの質問には「区長へ何件こういうものが出てきましたという報告はしていない」と明かしたのだ。手紙を届けない理由について、別の担当者は「必要なもの(手紙)であれば、区長への手紙は広聴広報課の方に渡して、そこから区長に行くという流れです」と付け加えた。
VTR後、スタジオでは「必要ってどういう意味?」「誰が決めるの?必要っていうのは」と担当者の対応に苛立つ声が相次いだ。
取材したTake2の深沢邦之によると、番組が「区長への手紙」について改めて板橋区に問い合わせたところ、2016年4月入所に関係するときに27件あったものの区長には一通も届いていないことがわかった。また区側は「この度のご意見を踏まえ、嘆願書の取り扱いにつて窓口対応も含めて検討したいと考えて降ります」と弁明したとのことだ。
こうした実態にはスタジオで驚きの声があがり、「何だかよく分からんなぁ」「すぐに改善できるんじゃないの?渡せばいいんだもん」と批判の声が上がった。深沢は、区長は区民から手紙が届いている事実も分からない状態だとし、「区長にとっても不幸」と役所の対応に疑問を呈していた。
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ところが、手紙が区長に届いているのかとの質問には「区長へ何件こういうものが出てきましたという報告はしていない」と明かしたのだ。手紙を届けない理由について、別の担当者は「必要なもの(手紙)であれば、区長への手紙は広聴広報課の方に渡して、そこから区長に行くという流れです」と付け加えた。
VTR後、スタジオでは「必要ってどういう意味?」「誰が決めるの?必要っていうのは」と担当者の対応に苛立つ声が相次いだ。
取材したTake2の深沢邦之によると、番組が「区長への手紙」について改めて板橋区に問い合わせたところ、2016年4月入所に関係するときに27件あったものの区長には一通も届いていないことがわかった。また区側は「この度のご意見を踏まえ、嘆願書の取り扱いにつて窓口対応も含めて検討したいと考えて降ります」と弁明したとのことだ。
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