王者・河野＆田口が本格練習を再開　次戦は８月

　４月２７日のトリプル世界戦でそろって３度目の防衛に成功したＷＢＡ世界スーパーフライ級王者・河野公平（３５）と同ライトフライ級王者・田口良一（２９）が２０日、所属する東京都内のワタナベジムで本格的な練習を再開。サンドバッグなどで切れのいい動きを見せた。

　渡辺均会長によると、次戦は２人とも８月中の予定で、ダブル世界戦になるという。対戦相手は未定だが、河野にはＷＢＡから暫定王者コンセプシオン（パナマ）との対戦指令が下った。「指名試合は望むところ。コンセプシオンは小さいが、腕も太くパワフル。かみ合う相手だと思います」と河野。７月２日に控える芽衣夫人との結婚式を終え次第、試合へ気持ちを切り替える。

　なお、トリプル世界戦でまさかの敗戦を喫した同ジムの大黒柱、前ＷＢＡ世界スーパーフェザー級スーパー王者の内山高志（３６）はまだ進退を決めていない。数日前に電話で本人と話したという渡辺会長は「８月は無理だというが、復帰へ前向きな感触があった」と明るい表情で語った。　（藤本敏和）