熊本 益城町 仮設住宅入居の受け付け始まる

熊本 益城町 仮設住宅入居の受け付け始まる
震度7の揺れを2回観測し、住宅などに大きな被害が出た熊本県益城町で、21日から仮設住宅への入居を希望する人の申請の受け付けが始まりました。
熊本県によりますと、一連の地震で益城町の住宅は3800棟余りが全壊、2900棟余りが半壊、7300棟余りが一部破損の被害を受けていて、3000人を超える人たちが避難生活を余儀なくされています。
こうしたなか、町は町内9か所で合わせておよそ950戸の仮設住宅の建設を進めていて、21日から入居を希望する人の申請の受け付けを始めました。「グランメッセ熊本」では午前9時から受け付けが始まり、訪れた住民が申請書を提出し、職員が書類に不備がないか確認していました。
仮設住宅に入居できるのは、り災証明書で全壊または大規模半壊と認定された人たちです。
自宅が全壊し、テントで生活しているという65歳の女性は、「長い避難生活で体が重く感じている。テントでは危険も感じるので、早く仮設住宅に入りたい」と話していました。
仮設住宅は、早ければ来月中旬に入居できる見込みですが、避難生活が長引くなか、被災者の健康をどう維持するかなどが課題となっています。