ゲーセンの麻雀で知識0からルールを覚えた管理人が、麻雀の思い出を綴る。
時間がいつのまにか猛烈に経過
麻雀してて「まだこれだけしか時間が経ってないのか」と感じたことは一度もない。大抵は時計を見て「うわ、もう5時間経ってるじゃねえか!!」こんなことばかり。なぜなのか。
推論だが、それだけ集中力を使っているのだと思う。13枚の手札をいかに揃えて役を作り、ほかの3人を出し抜いてあがるか。こんなことをひたすら考える。ほかの人が捨てた牌も、1個たりとて見逃せない。ツモ切りにしても、それがいかにその人にとって重要じゃないかを知る目印にもなる。
面子の表情にも注目している。難しい顔をしている者、ほくそ笑んでいる者。「ああ、こいつはテンパってるな」などと推測する心理戦がまた、たまらなく良いのだよね。僕は麻雀をやるときには基本無表情だし、「よし!」とか「あ~あ」とか、感情が解るような言動は一切しない。相手に本心を悟られれば悟られるほど、手札を見透かされて勝ちが遠のくからね。また、フェイクとしてのフェースを作り出せるほどの狡猾さも持ち合わせていない。麻雀歴20年で自分に合ったスタイルは無表情、これだ。
っちゅーわけで麻雀は恐ろしいほどに集中力を使うため、あんなに時間が経つのが早いのだと想像する。ほかに何か要因はあるだろうか。1ゲームに要する時間が単純に長いというのも要因ではあるのだろうけど。麻雀楽しいよね。
「ハゲ牌」で滑る
麻雀牌には何も書かれていない真っ白な牌がある。アドセンス規約にひっかかる言葉であるため呼び名を明記することは控えるが、これを「ハゲ牌」というふうに呼ぶ人もいる。
僕もそれを真似して「ハゲ牌切るよ~」って何気なく放言したのだけど、その場にリアルハゲで悩んでいる先輩がいて場が凍り付いた。麻雀だけに。その半チャンは騙しテンパイはおろか、その先輩からあがることすら放棄してひたすらフォローした記憶がある。なお、その一戦以来、ハゲの先輩とは一局も打たなくなった。ごめん。
喰いタン裏ドラありの安易さ
ルール知らない人には申し訳ないのだけど語らせて。
麻雀て鳴かずに手の中でひたすら練り込んで役を作り、スマートにあがるのが矜持だと思ってる。ツモが良くないからといってやたらに鳴きまくり、挙句の果てに喰いタンのみで裏ドラ満貫とかイラっとする。「お前それ実力ちゃうだろ」なんていちゃもんつけたくなるのさ。
先に「喰いタン裏ドラあり」ってルールで打ってるのだから文句はいけないのだけど、このルールを認めたゲームはみんな安易に鳴きまくって手作りを放棄し、ラッキーで役を付けようとする。テクニカルな麻雀とはいえず、どこか粗雑で荒々しい。地に足がついてない感じがする。
僕は喰いタン裏ドラありルールは好きじゃない。
先輩にお返し
職場の先輩と卓を囲むことがあるのだけど、そんな時はダマテン最高。リーチをかけずに相手が捨てた牌でいきなり上がれる状態にしておくということ。しかも無表情なもんだから相手は無警戒。捨て牌でテンパイを見切るつわものもいるけど、そうじゃないそぞろな打ち手はコロっと騙される。
「え、お前まじかよ、このやろう」なんてちょっと本気で怒っている先輩を見てほくそ笑みながら「いやーすいませんね」なんて言う瞬間が至高。普段、可愛がってもらっているお礼はこういうところでするものだ。
点数計算なんてできなくてもOK
好き嫌いが大きいのだろうけど、麻雀にどこか難しそうなイメージを持っている人は、まずやってみたら良いよ。よく、知らない人に「3つ同じの集めな!」なんてドンジャラ方式の雑な教え方をする人がいるけど、あれで正解だと思う。そんなノリで遊べばいい。
んで、後ろから知っている人に「こうやって揃えていくんだよ」なんて教えてもらいながら半チャン回したら、もう初心者雀士の出来上がり。全然難しくない、面白い遊びだからチャレンジしてみてよ。
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まだまだ語り足りない思い出がたくさんあるけれど、今日はこのへんで。ブロガー麻雀オフなんて面白そうだよね。雀荘であーでもない、こーでもないとやんややんやしながら打ってみたいわー。
あ、ずっと同じ姿勢で遊戯するので、定期的に立ったりストレッチは欠かさないように。血栓飛んで大変なことになるかもしれない。健康に留意ね。