水谷豊主演の人気ドラマ「相棒」(テレビ朝日系)の新シリーズが今年10月からスタートし、前シリーズで抜擢された反町隆史が引き続き相棒を務めることが発表された。例年通り2クール放送し、来年、第4弾映画「相棒-劇場版IV-」が公開される。
「5月15日にクランクインした映画のアップ後、ドラマの収録に入ります。1シーズン限り、次の相棒までのつなぎともっぱらの反町でしたが、どっこい生き残った。水谷は『ソリ』と呼んで反町のことをかわいがっており、反町のヨイショも効いてコンビ仲も悪くない。反町には1本200万円の高額ギャラが約束されており、ホッとひと安心じゃないんですかね」(テレビ誌記者)
この反町の続投は、妻・松嶋菜々子の表舞台復帰がなくなったことを意味する。都内の有名私立小学校に通う11歳と8歳の愛娘を持つ2人には、仕事のないほうが子供の送り迎えや家事をやるとのルールがあるという。ドラマ1本300万円の松嶋が働いたほうが効率よく高収入を手にできるのだが、コトはそう簡単ではないようだ。
「松嶋が5年前に『家政婦のミタ』(日本テレビ系)に出演した際は、反町が子供たちの世話を焼いていました。しかし、『ミタ』が高視聴率を記録しても松嶋は続編や映画版のオファーを頑として受け付けなかった。イメージが固定されるのを嫌ったのと、自他ともに認める教育ママだけに、娘のお受験で仕事どころではなかったらしいのです。そんなわけで、松嶋は昨年8月のスペシャルドラマと、今年1月のN響コンサートのナレーションしか仕事をしてない。風邪薬『パブロン』CMの高額なギャラがあるとはいえ、看板女優の自主的開店休業で、所属事務所が危機的状況なのは間違いない」(女性誌記者)
松嶋の女性マネージャーが、松嶋のために設立した現事務所。松嶋の主演ドラマには同じ事務所所属の井上真央や白川由美らをバーター出演させて売り上げを伸ばしてきた。だが、現在の稼ぎ頭、井上は近々の独立が決定的。松嶋が重い腰を上げるまで、事務所は持ちこたえられるだろうか。
(塩勢知央)